ノムウカルデア 凄惨 1

マダラは、この後起こりうる事態に備え、いかなる準備にも備えることにした。その後も軽い小競り合いが多少続いたが、特に問題もなく戦闘も終わり、残るは彼女の精神世界の奥へと進んでいった。 マダラ「さて、だいぶ奴の精神の奥底へと進だな。どうだ、俺に…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 79

オベロン「成程、うちはマダラ殿。あなたが何者かはよくわかりました。成程、あのセフィロスとジェノバとかいう二人の異世界からきた連中両方を鎮めるためにやって来たエージェント…みたいな感じでいいのかな?」 マダラ「そういうことだ。敵ではない。ああ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 78

銀河「そうだな、一言いうなら【石板は一枚だけでいい】。以上だ。」 そこまできちっと予言せんでもよかろうに。そこを当てられるとは思わなかったマダラだった。さて、まだ問題は解決していない。これで奴の真相心理に近づけることになるなと思っているマダ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 77

マダラ【全く、厄介だなあの女。…銀河の言う通りにならければいいのだが。】 マダラが急にこのカルデアに派遣された理由にはもう一つだけあった。それは、科学者【ゼーナ】もとい【ジェノバ】が暴走した際のストッパー。それがうちはマダラだった。恐らく、…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 76

三人は、目の前の異形なる化生と戦う。キャストリアは魔術で編み出した光輪を複数召喚し、それをスライム相手に飛ばす…が、弾力がいい体でできているのか、攻撃がはじかれてしまった。 アルトリア「駄目だ!攻撃がはじかれちゃう!」 マダラ「あのボヨンボヨ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 75

そのままマダラは、先へと進んでいく。するとどうだろうか、次第にとても研究室とは思えないような場所となっていく。紫色に光り輝く、奥深い洞窟というのがしっくりくる。異様である。少なくとも、人間がこの場所にいたらすぐに気持ちが悪くなること請け合…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 74

と、マダラはそのまま二人に付いてこいという仕草をする。どうやら、この場所を案内するようだ。 オベロン「手招き?ああ、ついてこいってことか。」 アルトリア「ついていくしかないようですね…。でも、ここは現実の空間じゃないのでしょう?何かあるかもし…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 73

オベロン【足が重いなぁ。なんでだろ?これ以上、先に進みたいのに、進めない。】 誰もいない廊下を進むオベロン。するとどうだろう、しばらく進むと思い出した先ほどの光景…謎の研究室で会話をする三人がいた。 オベロン「ああ、あの時の…思い出してきた。…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 72

そのまま仮面をつけた黒マントの男【うちはマダラ】はつかつかと二人に近づいてきた…という所までオベロンは思い出す。 オベロン「どうなっている?じゃあ、今このボイラー室は一体…」 と頭を抱えるオベロン。 沖田「どうかしましたかオベロンさん?」 オベ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 71

オベロンは、もう一度しっかりこのカルデアに戻ってきた時のことを思い出す。レイシフトから戻って来た彼らに待ち受けていたのは、敗北したギリシャ勢の血糊で浸されている床、その後に、二人が見たのは黒い剣士。 キャストリア【なんていうことに。…あいつ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 70

彼らの他にも織田信長【本作では女性だが、性格は皆のよく知るあの信長公である。】やワルキューレ、妖精メリュジーヌ等が当たっていたが、中々突破口が開かれない。さらに、先ほど登場した森長可や渡辺綱、エレナ・ブラバツキ夫人、ローラン、源為朝、フィ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 69

言えることは、カルデアが誇る二人の天才であっても駄目なものは駄目状態だ。もうなすすべがない。この二人が敗北するところを、ただじっとモニターから眺めているしかないボイラー室の一行だった。 土方「…最悪だな。あの二人でも駄目ということなら、もう…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 68

彼の言う通り、ギリシャ勢はもうほぼほぼ戦闘不能となっているサーヴァントばかり、古代ローマ勢も加勢しているが、少々怪しくなってきた。 土方「今、テスラとエジソンが向かっている。機械化歩兵を使って何とかしようとはしてるらしいが、ただ単に数だけで…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 67

茶々「いや、森君ちょっと落ち着いて。どうせ特攻して血まみれになって帰ってくるの目に見えてるし。」 森長可「ま、そうだな。ハハハハハハハハ、んじゃいっちょかちこみいってくらぁぁぁぁあああああ!!!!」 どうしてそうなるのか?仕方がない。彼のク…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 66

オベロン「馬鹿な!こんな有様になるとかいったいどういうことなんだ!?」 アルトリア「オベロン!見てください!あちらにマスターの出身と同じ国のサーヴァントがいます。」 オベロン「ああ、彼女は確か【沖田総司】だったか?…重症だ。彼女ほどの剣の使い…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 65

そんな二人だが、先ほどの展開の通り、レイシフト【というカルデアの時空間移動方法、過去に行くことができる科学と魔術が合わさることによってできた技術。】先である中世イギリスにてのやりとりだ。 とある森のなか、小妖精たちと会話できる二人は、カルデ…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 64

さて、この先に進む前に、この二人を紹介するとしよう。先ほど登場した二人、オベロンとアルトリアという二人の妖精についてである。 妖精…というと小人のようなものを想像しがちだが、どうやら人間以上の力を持つものので、神以下の能力を持つ存在の総称ら…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 63

マダラはそうしてセフィロスの戦いぶりを見ることになった。彼も又、セフィロスがどれほどの強さを持つか、そして【己に匹敵する者】かを見極めようとしているのだ。 そのセフィロスは、ギリシャ勢をせん滅したのち、もう既に次の目標を定め移動を開始してい…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 63

マダラはそうしてセフィロスの戦いぶりを見ることになった。彼も又、セフィロスがどれほどの強さを持つか、そして【己に匹敵する者】かを見極めようとしているのだ。 そのセフィロスは、ギリシャ勢をせん滅したのち、もう既に次の目標を定め移動を開始してい…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 62

さて、五人組がそうして水面下で動いているところ、カルデアでは、地獄が展開されていた。もう既に、その影響か、地下にある図書館にも地響きが伝わってきていた。 燃え盛る炎、響き渡る咆哮。もう既に多くのサーヴァントが二人の怪物に相手をしたが、悉く敗…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 61

気づいたときにはすでに遅し。手元には二枚なければならない筈の石板が一枚しかない。 ゲーニッツ「…というわけです皆様方。仕方がありません、カルデアとはこれで一旦おさらばする必要がありますね。…といいたいところですが、ここはもう一戦交えなければ出…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 60

マダラ「そういうことだ。お前の考えている通りだろう。が、もう手元に石板はある。というわけでじゃあな。もうお前らには要はない。…もうすぐ奴が来る頃合いだろう。死ぬがいい、お前たちに慈悲はない。」 そのままマダラはどこかへと消えていった。【神威…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 59

五人がかりでもマダラを捕らえることは出来ずにいた。無理もない、すべての攻撃がすり抜けるという特異すぎる能力をマダラは持っている。 マダラ【流石は■■■の万華鏡写輪眼の力だ。まぁ並行世界では■■■が俺の代わりに暗躍してもらったが…。今度は違う。さて…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 58

…これは駄目だ。理解した。このカルデア内にいる全ての者が悟った。こいつはいけない。絶対に生かしてはおけないと。 キャストリア「…だめだ。この生き物は地球にいちゃいけない。」 オベロン「ああ、そうだ。…みんな、こいつを倒さないと僕たちの未来は無い…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 57

ームズ「…ん?」 ゴルドルフ「…え?」 ダ・ヴィンチ「いまなんて行った?」 彼らだけではない。モニターやらカルデア内の放送やらで話を聞いていた全ての者【もちろん図書室の人たちも含む】がドン引きする内容がつらつらと出てくる出てくる。 アルトリア「…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 56

ゴルドルフ「いや、ここはやはりのむべきか?それとも断るべきか?…いや、ここはやはり。」 ?「そう、断った方が身のためだと思うよ所長?だってほら、彼女半分は本当のこと言ってるけど、半分は大嘘言ってるからね?」 ?「騙されないでください。その人、…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 55

いや、いくらなんでもそれでも要求飲めるとでもと思ったのはダヴィンチ。…が、しかし、一部はそうともいかないようで。 ゴルドルフ「あ、技術顧問。ちょっと耳かりていいかな?」 ダ・ヴィンチ「いや、まさか新所長。彼女の要求を呑もうなんて言うんじゃない…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 54

再び鋭くっ突っ込みを入れようとするゴルドルフ新所長。いや、先ほどまで皆倒れていた筈…だったのだが、おかしい。サーヴァント達は、確かにあの長刀に斬られたはずだったのに、いつの間にか傷がふさがっていること、それと同時に体力が戻っていることに気が…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 53

どうやら、番外でも戦闘が始まった最中、その上では敵方による一方的な交渉が始められるところだった。ジェノバは、にやりとした不気味な笑みを浮かべながら、ゆっくり話し始める。 ジェノバ「じゃあ私が何を望んでいるか話すと致しましょう。…簡潔に言うと…

再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 52

成程、この星は世界の危機のためならどんな手段をも使うというわけか。 ゲーニッツ。確か地球意思の眷属。攻撃方法は風を操るという物。 奪還屋。依頼を受けたら必ずいかなるものを奪い返すことができるというスペシャリスト。美堂蛮は邪眼を使い並々ならぬ…