2014-07-13から1日間の記事一覧

二章 導入 Drăculea Vlad Ţepeş【ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ】8

遠呂智は遠くを見つめ、物憂げな顔をする。彼が滅多に見せぬ表情だ。 遠呂智「あの【マダラ】とかいう男だろう。我とお前をよみがえらせ、何を望むのか?」 ドラキュラ「さぁ、私にもわからぬことが多い。ただ、【デスシティー】と呼ばれる場所に向かえばよ…

二章 導入 Drăculea Vlad Ţepeş【ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ】 7

アルク「お願いするっていったって、私は別にいいわ。それよりも、こんな不気味な墓場からさっさと抜け出たいって気分よ!」 ドラキュラは彼女の言葉を聞いても眉ひとつ動かさない。只々、いつものように優雅にふるまうのみである。 ドラキュラ「おっと、こ…