時空省【時を超える者たち】 5-2章

カルデアにて 9

山本「信じられないことが起こっている…。自分がいないところで恐らく何かしらの動きがあったのかもしれない。この殺人は恐らく、今日に至るまでの下準備と自分は思う。」 スコール「下準備…ですか?」 山本「そう、下準備だ。そうでないと、余りにも敵の手…

カルデアにて 8

スコール「いいですか、落ち着いて聞いてください。日本時空省長官及び大臣は何者かの手によって殺害されたことがつい先ほど明らかになりました。しかも、死体が見つかったのは時空省の中からです。」 その報せは、山本は大きく困惑且つ動揺させた。つい先日…

カルデアにて 7

山本「今のところは何にも言えないというところなんだ。いま、僕の部下とか仲間とか、みんなで必死に捜索してる所なんだ。」 藤丸たちは、冬木にいた際に、山本が何かしら仕切りに連絡を取っているのを何度か見た。もしかすると、誰かと連絡を取りあっていた…

カルデアにて 5

残念なことに、ダ・ヴィンチは多くのことを語りたかったようだが、これであっさりと何も話せなくなってしまったことに残念な気持ちになった。しかし、今はそれどころではないことをしっかり悟ってはいるので、ここは自分が今せねばならないことをする気持ち…

カルデアにて 4

ダ・ヴィンチ「ま、初対面で私のことを大人物だなんていいこと言ってくれるじゃないのんそこのお兄さん。。」 山本「いえいえ、私のようなものに対してそこまで喜んでもらえるなんて。【世辞のつもりだったんだけど、まぁこれはこれでいいか。うまいこと話を…

カルデアにて 3

その人物がいるという部署が入っているという部屋の自動扉の前に三人は立つ。すると、部屋の中から何やら騒がしい声が聞こえてきた。一人は聞き覚えのある男性の声だが、もう一人は女性の声だ。 ?「ああ、またなんか作ったの【ダヴィンチちゃん?】あんまり…

カルデアにて 2

山本「ありがとう、慰めてくれて。…でもね、もうカルデアに着いちゃったから悲しんでいる暇はないんだ。…というわけで、ここはカルデアのどの辺かな?」 山本はあたりを見渡すと、広い空間に地球のモデルのようなものが設置しているだけの場所であるというこ…

カルデアにて 1

マーリンからの話はここで終わりである。それと同時に舞台はカルデアへ戻ることになる。一同は、山本がここカルデアへ始めて霊シフトするであろう直前のところまで話が進んだ。話に出てきた謎のサーヴァントのことや、妖怪の正体。気になる話が大量である。…

幕間1 マーリンの語り 6

一体いつからそこにいたのだろうか?初めからマーリンは彼がそこにいたことを知っていたため驚くそぶりをしていないものの、【グランドアサシン】と呼ばれた彼は、存在を完全に消していた。そう、あのマダラをしても完全に気づかなかったのだ。しかし、何故…

幕間1 マーリンの語り 5

マーリン「それはそれは。残念だけど、お話はここまでにしておかないとダメか。折角のお客様だったんだけど、それは残念だなぁ。…仕方ない。君たちが人類滅亡とか考えなかったら私は大人しくしておくよ。」 マダラ「流石にそこまでは考えてはおらん。寧ろ、…

幕間1 マーリンの語り 4

マダラ「さて、ゼーナ。いや、【■■■■】。確かにここは俺には不釣り合いなところだな。」 マダラは、ゼーナによってあけられた異空間からやってきた。さて、そんなマダラは早速この場にいるのがむず痒いのか、こんなことを言い出す。 マダラ「残念だがもう時…

幕間1 マーリンの語り 3

マーリン「なんということだ、君に言われるまで最も大事なことを忘れていたなんて…というより、そんなことを忘れるかな普通?」 そう、普通なら絶対にありえない話だ。普通ならば。しかし、普通でないならば、それはありうるということなのだ。 ゼーナ「さて…

幕間1 マーリンの語り 2

マーリン「そこはしっかりやるよねそりゃ。全く、今度という今度は彼らもこんな怪物に対応できるのかちょっと怪しいな。」 ゼーナ「その時はあなたが彼らを救ってやったらいいじゃない。」 マーリン「いや、出来れば私はここでゆっくりしたいなぁというのが…

幕間1 マーリンの語り 2

ゼーナ「確か、私が調べたところもそうだったわね。そして、7つの特異点を彼らは解決、して黒幕を討伐し、世界を救ったのね。」 マーリン「そうだったね。百年戦争時代のフランス、古代ローマ、パラレルの大航海時代、19世紀のイギリス、建国当初のアメリカ…

幕間1 マーリンの語り

ゼーナ「ああ、無能ばかり選ぶよりは彼のほうがいいわね。この世界の魔術師には私も辟易しているわ。それで、彼はどうやって世界を救ったのかしら。」 マーリン「それは、まずここから説明したほうがいいかもしれない。あなたならもうすでに知っているとはお…

幕間1 マーリンの語り

その原因を探るために、カルデアはレイシフトを行うことを決意。適性のある魔術師を集め、実際にそれを行おうとしたところまでは良かったんだけど、何者かが装置を爆破し、魔術師たちはその爆発に巻き込まれてしまったのだ。 そこで、ある人物に白羽の矢が立…

泥田坊 12

どうやら、そういうわけではないらしい。彼女は右手で否定のジェスチャーをする。というより、彼女は彼にむしろ興味を持っているらしく、彼から色々と聞きたいことがあるらしい。まずは、カルデアについて聞きたいとのことだ。 マーリン「そのためにここまで…

泥田坊 11

www.youtube.com 飄々とした態度から漂ううさん臭さを感じるが、それでも彼は優秀なキングメーカーである。そんな彼が、我々に説明したいこととは、カルデアのマスターについて説明したいそうだ。 マーリン「そうそう、それだ。一体、あの青年があのカルデア…

泥田坊 11

?「ちょっと待ちなさいな原作者。ここでちょっと横やりを入れてもらうよ。その前に、ここカルデアの説明をしたほうがいいだろう。そうでないと、なんだかよくわからないという人もいるんじゃないかな?」 おっと、一体何が起こったのだろうか?今の今までは…

泥田坊 10

ロマン「そうさせてもらうよ。…何としてでもやつらを止めて見せるよ。さて、そろそろ彼らが私。いや、僕の顔を見に焼てくる頃合いだね。」 そして、彼のDr.ロマンとしての一日が始まる。彼の前には、いつもの通り笑顔を見せる一人の少女が現れる。 マシュ「…

冬木 泥田坊 9

老人【まったくです。しかし、どうしてあの男を召喚出来たのでしょうか?あれほどの悪を呼ぶことはできないはずでは?】 マスター【恐らく、聖杯に何かしらの細工をしたのじゃろう。…どうも、わしらが召喚されたのはまた別のものらしいがの。】 老人【そのよ…

泥田坊 8

少々時間がない、詳しいことはまたあとで。いまは、レッツ!カルデア!それが大事。 ロマン「んじゃ、レイシフトの準備が整ったところで、やってみようとするのはいいけれど…これちょっとひと多すぎじゃないの?」 山本「まぁ何とかなるんじゃないですか?一…

泥田坊 7

ロマン?【そんな言われ方をされると不思議な気持ちだ。寧ろ、私もこの力を使ってこんなことをしたくはないさ。】 どこか後ろめたさを感じさせる彼の口調から、何かしら深い理由を感じた。それにしても、何故自分の正体に気づいたのか気になるその男性は、山…

泥田坊 6

彼の声に不思議と力が入る。それもそうだ。かれの目の前には、かの英雄たちがいるからだ。…とはいっても、どうやらかの事件を解決したばかりのご様子。本人たちには、本当の意味でまだ理解していないのかなと感じ取っていた。 マシュ「マスター!これは私た…

泥田坊 5

ビリー「そういえば、山本さんはこの時代からはるか未来から来たんだっけ。」 山本「そう、さっきここまで移動する間に話した通り、僕は、未来人さ。信じてもらうまでは色々時間かかってしまったけどね。寧ろ、僕の方が君たちに驚きを隠せないんだよなぁ。21…

泥田坊 4

山本「そうだねぇ。う~ん。悩みどころだな。なんてな。実のところ、自分はレイシフトの経験があるのさ。」 彼の言葉に驚いたのは、カルデアの二人だ。レイシフトを経験したことのある人間がほかにもいるとは考えてもいなかったのだ。マシュは思わず声がひっ…

泥田坊 3-3

これでは仕方がない。一行は、少々残念な顔をいたが、このまま悩んでいたところで仕方がなかろうということで、次にどうするかを考える必要が出てきた。 マシュ「さて、どういたしましょう。この付近でこれだけの人数がいられそうな場所があればいいのですが…

泥田坊 3-2

さて、そのころ山本一行は、冬木市の中心地である【新都】と呼ばれる場所までやってきた。十年前、この場所では、【冬木の大災害】と呼ばれる大規模な大火災が発生し、辺り一面を焼き尽くしたそうだが、今では再開発が行われ、その面影はない。さて、彼らが…

泥田坊 3-1

-て、喫茶店の外にでた犬夜叉たち。その姿を、その男はしっかりと見ていた。その彼の横に、空間を捻じ曲げながら、仮面を被ったうちはマダラがその男の横に現れる。 男「さて、無事彼らがあそこに向かってくれればよいのだな朋よ。私はそこで彼らを向かいう…

泥田坊 2

食事も全員済ませたようで、いつでも出立は可能なようだ。ただ、急に出るのもそれはそれで問題である。まずは、喫茶店にいるほかのお客さんの邪魔にならないように、一同一旦外に出ることにした。 冴羽「おいおい、あの姉ちゃんたち外に出ていっちまったぜ。…