時空省4章外伝 1
マダラは、懐から取り出した資料を見せる。それを見た吉良は、急に手の平を返したように笑顔になる。 吉良「…ほう、成程。これなら悪くない条件だ。…しかしだ、私の意にそぐわないようなことがあれば…」 マダラ「まぁ、お前の能力は【デイダラ】にちかいもの…
だがその有意義さをぶち破る事件が早速起こってしまう。翌日、彼はいつも通りの時間に起床し、最新の薄型テレビをつける。いつも通りの朝だ。あと数日我慢さえすれば元の世界で、自分の育った街でゆっくりと毎日を過ごすことが出来る。そんなことを思ってい…
マダラ「ほう、そこまで準備ができているのなら話は早い。それならば、直ちに儀式を始めてもらおうか。終わり次第、戦闘を開始するつもりだ。」 遠呂智「そうか。ならば我もそうするとしよう。…それで、マダラよ。強者は揃えているのだろうな?」 マダラ「案…
この発言は、正しい判断力を持つ成人なら絶対に言わないであろうセリフだ。だがしかし、この男は人がいないからといってそう言った発言を平然と言ってのける所が普通の人間とはちがったッ! マダラ「なら、明後日から早速働いてもらおうか。安心しろ、お前の…
マダラ「ご明察。お前の考えている通りだ。まあ、最近は深海棲艦の猛威もそうなくなってきているために少々浮かれているのかもしれんが、艦娘がメディアに露出する機会も増えてきているらしい。」 吉良「ふむ、なるほどねぇ。確かに、艦隊のアイドルとかいう輩…
吉良「何?この私に興味のある話だって?」 吉良は、表情の読み取りにくい相手に面倒だと思っていた。だが、マダラは自分にとって何かしらいい話ではないか?そう思って耳を傾けることとした。その前に、ここではあまりにも目立ちすぎる。 マダラ「おっと、…
吉良「しかし、君とお別れするのも名残惜しいね。でも、いつまでも君と一緒にいるわけにはいかないからね。その前に、もうそろそろこの世界に大きな異変が起こるらしいから自宅に戻れとあの【フレンチクルーラー仮面】がやかましく言っていたな。…あと小一時…
吉良は、横須賀にある商店街に足を運んでいた。通称どぶ坂商店街と呼ばれているこの場所は、アメリカンな店が多く立ち並ぶ、日本でも珍しい商店街である。更に、平行世界であるせいだろうか。我々が住んでいる世界では存在しえない【日本海軍】の基地がある…
そんなことをつぶやきながら、彼はノートパソコンの右手に置いてあるコーヒーカップに手をやり、落ち着いた気持ちでゆっくりとコーヒーを飲む。 吉良「まあ、仕事さえきっちりと終わらせることが出来さえすれば、私は自分の生まれ故郷に戻ることが出来るわけ…
これは、5章へと続く物語。ある男から見た、もう一つの短い物語。 彼がこの世界へ来たのはほんの数日前だ。一度この世から完全にいなくなってしまった自分は、謎の男によってよみがえったものはいいものの、それだけでは不十分だということらしい。そのため…
しかも、もし職にありつけたとしても、最近はブラック企業とかいうものに使いつぶされる奴だっているらしい。皆狂っている。目の前で騒いでいるだけで、何もしない、誰も助けようとしない彼らに詰まらないと吉良吉影はそう感じていた。 逃げ惑う子供たち。誰…
Blood rack, barbed wire Politicians' funeral pyre Innocents raped with napalm fire Twenty-first century schizoid man 血塗られた拷問台 有刺鉄線 政治家を火葬するための薪の山 ナパーム弾の炎に侵される無垢なる者たち 21世紀の精神病者 彼女はその…
Cat's foot, iron claw Neuro-surgeons scream for more At paranoia's poison door Twenty-first century schizoid man 猫の忍び足 鉄の爪を持った 脳神経外科医が「もっと!」と金切り声を上げる 妄想症に毒された扉で 21世紀の精神異常者 時は21世紀。…