時空省外伝!辻谷広行の休暇6
辻谷「おぉ!おまはんらさいかぶぃ!!元気にしちょったか!【おぉ!お前たちひっさしぶり!元気だったか!】」
子供A「うん!大成師範がいろいろ教えてくれたよ!」
子供たちの元気な顔を見て喜ぶ辻谷。その様子を道場の陰から見つめる男がいた。彼の父【大成】である。
大成「む!広行か!よくぞ帰ってきた!」
その言葉に息子【広行】はすぐに気づいた。そのまま彼は父のもとへ駆け寄る。
辻谷「父さん!」
大成「息子よ!
辻谷「とうさん!」
大成「息隙あり!!」
唐突に感動の再開から親子のバトルが開始される。いつなんどきとも敵に襲われても、どのような格好をしていようとも常に戦えるように心構えをするというのが示現流のスタンスだ。二人とも、隠してあった【柞】【ユス】の木で作られた木刀を持ち、奇声を上げる
辻谷親子「イエェェェエエエイ!」
二人ともすさまじい剣幕で互いに木刀をふるう。その刀速は目にもとまらぬ速さで飛び交い、空気を切る音があたりに響き渡る。
ハーメル「おい。なんか唐突に始まったが、あれは何だ?」
と問いに
スコール「儀式みたいなものだ、気にするな」と、即答する。