grand order 15

元就は、もはやこの場所で会議があったのだろうかと思えないほど荒廃したその一室を見つめる。黒ずみ、焼けただれ、穴は開き、何もかもが崩れ去っている。

 アタランテ「どうだろうな。…しかし、急に私たちが強化されたのは、【私たち本人】をサーヴァントの触媒にするという方法だとはな。良くそのようなことを思いついたものだ。」

 元就「いや、ほんとうだよ。おかげで、敵を無事撃退できたけど、そこまで至るまで大変だったね。」

さて、そこまでに至るまでの経過は今から話すことにする。…山本たちが、冬木大橋に向かっている間に、彼らとは関係なかったはずの者たち視点から話をすることになる。