閑話休題 3

 プッチ「その通りです大統領閣下。…と言いましても、私たちの能力に関して知らない方が多数派のような気がするのですが。」

 ヴァレンタイン「そうだろうな。しかし、スタンドは我々以外見ることができないから説明がしにくのが難点だ。」

スタンドとは、ヴィジョンを持った超能力といわれるのだが、残念なことに、スタンドはスタンド使いにしか見ることができないのだ。…が、ある天才によってその問題は解決されることとなる。

 

 ダ・ヴィンチ「うんうん。そのことに関してなんだけどさ、藤丸君、これ使ってちょっ。」

藤丸は、ダヴィンチに言われるまま、何かを渡された。どうやら、中々雰囲気のよいメガネのようだ。

 藤丸「え、これをかけるということでいいんですか?」

 ダ・ヴィンチ「そうだよん。ま、一般人代表として君が最適さ。さ、かけてかけて。」

 

言われるがまま、藤丸はその眼鏡をかけてみる。特に度が入っている訳ではなく、何の変哲もない代物、だと思っていたら大違いだった。藤丸は、辺りを一通り見渡した後、プッチたちのほうを見た瞬間。何故か固まってしまった。

 

彼は、見えた、見えてしまった。それは、今までの人生で、全く見たことが無いものが見えてしまった。

 マシュ「先輩?先輩。どうしてしまったので…」

ドドドドドドドドド

 マシュは、先輩と呼び慕う彼の様子があまりにもおかしくなっていることに気づいた。

 マシュ「あの…先輩?どうかしましたか?」

 藤丸「マシュ。俺は今、今までの人生で見たことないものを見ているッ!!これは一体何者なんだッ!」

 

どうやら、それ程に衝撃的なことなのだということでここは話を終わらせようとした。しかし、それをダヴィンチちゃんが許さない。渡された!先ほどのものと同じであろうアイテムを渡された。渡した当の本人は、あたかも小悪魔のような笑みを浮かべてこちらをじっと見ていた!!