妖怪退治 序 4

 式「そうかい。じゃ、準備ができ次第、俺たちも出ようぜ。」

 潮「よしっ、そうすっか。とら、お前も問題ないな。」

 とら「おう!問題ないぜ。ま、そんなに強そうな連中でもなさそうだしよ、さっさと終わらせて、はんばっかでも食うか。」

ここで補足、彼のいったはんばっかとは【ハンバーガー】のことである。ある時、潮の友人の女の子から食べさせてもらった時以来、気に入っている食べ物だ。どうやら、今回の事件が終了した暁には、たらふく食べるつもりらしい。

 かごめ「じゃ、犬夜叉、私たちも出よっか。早く事件を終わらせてとっととみんなのところへ戻らないといけないし。」

 犬夜叉「おう、そうだな。珊瑚や七宝、弥勒にも今回のことはなさねぇといけねぇしな。」

 

そうして、六人は喫茶店の会計を済ませてそろって店の外へ出ていった。その様子を見届けて、郭嘉と冴羽も店を出る準備をする。

 郭嘉「では、私たちも出る準備をしようか。それにしても、ここの喫茶店はとてもおいしい料理を提供してくれるのだね。」

 ?「それは光栄です。お客様からお褒めの言葉をいただけるとは、誠に光栄なことです。」

どうやら、郭嘉の言葉を聞いた喫茶店のマスターであるジョージがお礼を言いに来たらしい。

 冴羽「いやーほんとにうまいぜここのコーヒーとモンブランケーキ。マスター、あんたの腕だったら東京でも店出せますぜ!」

 ジョージ「それはそれは、そういっていただけると、私も精が出るという者です。ところで、先ほど出ていかれましたのお客様を気にしていらっしゃったようですが。」

 

 郭嘉は手に持っていたコーヒーカップを、優雅に落ち着いた態度で置くと、マスターの方を向きなおす。そうして、落ち着いた態度で席を立ち始める。

 郭嘉「そう、私たちはあの6人を遠くから見守っているのさ。どうやら、何か恐ろしいことがこの街で行われようとしていることは間違いないですし、彼らはそれを止めることになる。でも、相手は彼らの言った妖怪以外も相手にすることとなるでしょう。その時は、私達が守ってあげないといけません。」