妖怪退治 中 6

 道化師「おやおや~。これで4チームってことでよかことでございましょうかね?よく分かんない男二人組入れたら45チームってことにならんですかね?」

その質問に答える戦国武将風の男、周りからは将軍などと呼ばれた男は、道化師が用意した水晶玉に映されている映像をまじまじと、興味を持ちながら眺めている。と、同時にしっかりとその道化師の話も一部始終聞いていたようである。

 将軍「ふむ、確かにそうかもしれぬな。あの冴羽と郭嘉とかいう男二人はまだどう動くかわからないところがある。…さて、どこのチームの邪魔をするか?あの別働隊を先に襲撃したほうがよいと思うがどうかな朋よ?」

 道化師「ふ~む。どうしましょっかね~?これは悩ましい。ん!!いやこれは悩ましい!この私【ケフカ・パラッツォ】でも全く分からんですよ。」

この男は、先ほど名乗った通り【ケフカ】という。一見、只ふざけているようにしか見えない男だが、これでも、異世界では、【ガストラ帝国】という国で重用されていた魔導士である。その内面は、残虐で容赦のない性格だ。このようなふざけた言動をとるのは、とある研究の実験の影響で精神が崩壊しているからである。普通の人間なら、その性格のせいで嫌悪を抱くものが多いものの、この将軍と呼ばれる男は、中々興味深いという理由で今回共に行動することになった。いつも行動を共にする【松永久秀】を置いてである。

 将軍「ふむ。それでは【私の出会って見たい男】のところを優先してもよいかな朋よ?」

 ケフカ「お、それでいいと私は思いますよ。で、どこのチームがいいのかな将軍様?」