妖怪退治 中 10
ケフカ「お前らがこっちに来るのが遅いなーと思っていたからさっさとこっちに来させるためにやっただけに決まっとるだろ!!ん?さっきの橋は何だったんだって?そらただのお遊びよ。ま、おかげさんであんたらをここに呼び出すことが出来てよごさんでしたけど。…ま、というわけでだ。あんたら、こいつらに用があってきたんだろ?」
そうして、ケフカが指を鳴らすとどうであろうか。突如、地面からうなり声のようなものが聞こえ始めた。
山本「なんだ?…もしや、このうなり声は。」
ケフカ「そのとーり。あんたらが兎にも角にも会いたかった泥田坊、まさにそいつらだ。さぁ、たっぷりと可愛がってやれ。お前たちの住み家を奪われた苦しみを、奴らに味あわせてやれ!!」
そのころ、カルデアと時空省は、ちょっとした惨事になっていた。先ほどのテロとは違う意味でである。
ホームズ「…ふむ、25世紀のそちらでも彼らが瞬間移動したということで話はついたようだね。」
宇和島「うーんついてほしくなかったんだけど、どうやら間違い無く瞬間移動しちゃってるんだよねぇ。一体全体何があったのやら。しかも、困ったことに、彼らとの通信も途絶えちゃってるのがつらいのよぉ。」
ダ・ヴィンチちゃん「うーん。未来の科学でもわからないということは、恐らく魔術的な力が働いてるということかもしれない。ひょっとしたら、敵方の魔術師にこちらの動きがばれてしまった可能性がある。」
折角自分の仕事に戻ろうとしていた矢先の事件に彼女は辟易していた。一体次官はここ数日何かに呪われていないかというくらいひどい目に合っていると同時に、部下の自分にもその余波が出ていることに疲れを感じ始めているのだった。