妖怪退治 佳境 1

 宇和島「あの人絶対呪われてるわ…。しかも、なんかやばそーな連中に襲われてない?あの泥人形一体何なのよ!!」

 ホームズ「それが、私にもよくわからくてね。…ということで、日本の怪異について詳しい人を連れてきたんだ。ということで、後は任せるよミス頼光。」

そう彼に言われてモニターに映し出される一人の女性。彼女の名は、【源頼光】。鬼退治や妖怪退治で有名な人物である。どうやら、あちらの世界線では女性だったようだ。そんな彼女は、勿論山本たちを襲撃しているものが何者か、すぐに分かったようである。

 頼光「分かりました、説明いたしましょう。どうやら、山本さんは泥田坊に襲われてしまっているようですね。」

 エドワード「ん?泥田坊?なんだそりゃ?」

仕事が終わったついでに、時空省に残った数多の英傑達は、時空乱流観測所にあるモニター室に集まって、ことの状況を先ほどまで21世紀のカルデアから事情を聴いていたところだった。エルリック兄弟もそのひとりである。

 頼光「簡単に説明しますと田んぼの泥から生まれる妖怪です。…どうかしましたか坊や、何か頭を抱えて。」

 エドワード「いや、未だに非科学的な事象に頭がついていかなくてちょっと困ってる所なんだ…う~ん申し訳ない。…もう慣れちまった弟のアルフォンスがうらやましいぜ…。」

 ゾロ「ま、お前ぇも直になれるって。ルフィと旅してる時なんざもっといろんなことが起こるからよ。ビーム撃ってくる奴とか、体をバラバラにできる奴とか、砂操ってる奴とか。」

どうやら、ゾロが止めを刺したようで、エドワードは余計に頭を悩ませることになった。