逃亡劇、そして復活 25

運がよかったことに、仲間がさらに一人増えたことは非常に喜ばしい展開だ。更に仲間がどこかで増えれば文句はない。一行は、二人に簡単な自己紹介をした後、今まで何があったのかということを聞き、状況を確認した。

 

 ダ・ヴィンチ「ふむふむ、敵を蹴散らしていたと思っていたら、敵のほうから逃げていたとは…いやはや真の武人クラスになるとそうなるのか~。…なんかすごいね。…それと、ニケ君がモニターに検知されなかった理由がわかったよ。…体調管理はしっかりしてね。じゃないと、置いてっちゃうぞ~。」

 

 ニケ「う、それは困る…。特に、こんなきれいなお姉さんから注意されたらもうやるしかないですよ俺は!」

 忠勝「…まぁ理由は不純だがよかろう。次は、そなたも戦力として暴れまわってもらわねばな。…そういえば、そちらからも応援が来るという話でござったな?」

 ダ・ヴィンチ「お、そうそう。マシュ。召喚サークルの準備が出来たみたいだね。」

 マシュ「はい。もともとここ冬木は聖杯戦争の舞台になった場所ですので設置は容易にできました。あとはお二人をこちらに呼びましょう。」

 

カルデアからも、サーヴァントを召喚する【召喚陣】から助っ人の二人を呼ぶことができた。さて、時空省陣営と時間犯罪者陣営における戦いの舞台が幕を開けるところである。