逃亡劇、そして復活 37

 義輝「ははははは。任せておけ朋よ。この剣豪将軍に任せておけば何とでもなる。では、余はこれで失礼するとしよう。」

 

義輝は、■■■■に一旦別れを告げる。何せ、あの大混乱の最中、うまいことこっそり抜け出してきたのだ。

 義輝【とはいえ、我ながら完璧なまでにあの混乱から抜け出すことができてよかったよかった。いやいや、久しぶりに緊張感のある舞台で楽しめた。はははは。】

と本人はいたって楽しそうな所が大物で将軍足る所以なのかもしれない。

 ?「全く、あの完璧超人あの場面でなんで楽しそうにできるかねぇ?俺でも流石にあの修羅場では笑えないんだけどねぇ。ま、あの人はあれでいいんだろうけどねぇ、気が楽そうだし。…さて、俺は俺で動かないとね。流石に、あんな化け物二体相手だと、マジで死にかねないからね。じゃ、このアメリカ合衆国時空省副大臣【アーデン・イズニア】も動かないとだめだね。いや、いまは寧ろ【アーデン・■■■・■■■■】としてうごこうかな。」

 

アーデンは、山下に広がる、有象無象がひしめき合う地獄へと足を踏み入れる。この男、果たして何を企んでいるのだろうか。こうして、多くの者たちを混乱に陥れている地獄の中、カルデア毛利元就達を含むグループは、犬夜叉たちのグループへ接近しつつあった。