逃亡劇、そして復活39 

 まずは、時空省のほうから連絡が来たようである。先ほどから連絡を取り合っている司馬懿仲達からのようだ。

 司馬懿「ふむ、やっと落ち着けたようだな。先ほどからずっと戦ってばっかりであったでしょうから一旦休息をとるということも大事になってくるでしょうから。」

 元就「ああ、そうだね。特に、私なんかもう老骨に響いて響いてしょうがない。」

 司馬懿「うむ、ようわかる。私も見た目が若い若いとは言われるものの、最近あちらこちらにガタが来て大変なことが増えてきたからな。」

 

老人同士の会話の中、それとは真逆の少年と見まごう風貌である【竹中半兵衛】は、若々しい見た目に似つかわしくないことを発する。

 

 半兵衛「そうだよねぇー。やっぱり無理したら大変だよねー。だからこそ、知恵を働かせて、仕事をさっさと終わらせよう。うん!それがいい。」

 

と言ってしまうのがこの竹中半兵衛という人間だ。…逆をいえば、そういった性格ゆえに、ある意味では軍師に向いているのかもしれない。恐らくは。

 一方、カルデアのほうもなかなか豪華である。かの軍略家カエサルや、アッティラことアルテラ、また、フランシスドレイクなど、軍事で名をはせた偉人がいる。…とはいえ、この中では、真の軍略家はカエサルなのだろうが。