強者相まみえる6

その彼らの戦いによる戦闘による斬撃の音は、もう脱出拠点まで近づいた山本たちの耳にもはっきりと聞こえるほどの大きさだった。

 山本「何とか防いでくださっているようだ。流石はサーヴァントと忠勝殿。あの二人相手なのに凄いとしか言いようがない。」

 マシュ「本当にすごいです!あの忠勝さんも只者ではありませんね。」

 王ドラ「いやいや、日本最強の侍侍は只者じゃないということですね。」

 クーフーリン「そりゃそうだろ、戦場で先頭きってんのに一回も傷か体につかなかったレベルのバケモンだ。もうサーヴァントレベルだろ。ん?この音、何か鳴ってるぜ。」

 

どうやら、端末機がなっているようだ。通信の相手は宇和島時空観察室長からだ。

 宇和島「ごめんなさい山本次官。ちょっと緊急のお話でして。ちょっとこれ見てくれませんか?」

 山本「どうかしたのか?…と、これは?」

 宇和島「ええ、見ての通り、辻谷君です。なんか敵に襲われています。どうやら、司馬懿殿が裏をかかれてしまったようでして。…20世紀のアメリネバダ州にとりあえず辻谷君一行がいるということ。そして司馬懿殿がこれのせいで頭を抱えているということです。…何せ、山本さんたちの避難先がこの先のデス・シティという所なのですが…」