全ての始まり2

さて、話しを戻そう。山本の疑問に対し、ジュードは、何故かこの部屋の入口の方を無言で向いた。

 山本は、その無言のセリフから何となくではあるもののすべてを悟った。恐らく、扉の向こう側には恐らく自分のことを心配しているんだろうみんなが外で待っているということだ。そして、彼らに話を聞きなさいということなのだろう。

 

 山本「…分かった。みんな、入ってきていい。そして、自分がどんな迷惑かけたか教えて欲しいです、はい…」

とすまなさそうに彼が言うと、皆雪崩のように入ってきて、皆様々なリアクションをとった。そして、余りにも一斉に言いたいことを言うもので、一気にカオスなことになった。

 山本「分かった。みんな言いたいことがあるのはわかるから、一旦落ち着いて!てうわぁ!!」

皆がまとめて詰め寄った影響でベットから転がり落ちる山本。先ほどまで安静にしていないといけない状態だったのにも関わらず揉みくちゃにされてしまった。

 

しばらく時間がたち、皆が落ち着いた所で話を整理した。

 山本「…で、私は急に話をしている最中気絶してしまったわけか。」

 かごめ「ええ、いきなり気絶してしまったのであの時はもうみんな一斉に血相を変えてあたふたしてましたね…。それで、山本さんはその間夢を見ていたと。」