拳を極めしもの11
猗窩座は全てガードしきったものの、蹴りの全ての威力が必殺技級を誇るため、腕がしびれていた。
猗窩座「成程、こいつは来た、来たぜっ!!さて、次はどんな技が来るんだ?!もっと俺を楽しませろ!!」
と、当の本人は完全に楽しそうだ。それもそうだろう、彼をここまで喜ばせたのは彼が何百年ぶりだ。
豪鬼「ふむ、まだ斃れぬか。奮、面白い。」
すると、豪鬼は両腕を引き、あたかも両手で何かをつかむような形をとる。すると、手の中で何かが現れ始めた。
猗窩座「へぇ、今度はそんなもんまで作るとはなぁ。ということは、そいつを俺にぶつけるってことだよな?」
豪鬼「左様。これこそ、うぬにやる技の一つよ。受けるがよい【灼熱波動拳】!!」
豪鬼は、両手で人の頭より一回りほど大きな火球を作り出していたのだ。そして、両手を突き出しながら技名を叫ぶと、勢いよく火球が飛び出した。
猗窩座「っと、確かに凄そうな技だが、現実は甘くねぇぜ!」
と 猗窩座避ける為に後退する…所を豪鬼は完全に狙っていた。
豪鬼「甘きはうぬの方よ!」
猗窩座「何!!」
声のするほうは 猗窩座の頭上!豪鬼は、この瞬間を狙っていたのだ。
豪鬼「天魔豪斬空!!」