全ての始まり13

 マダラ「ジェダイか…お前の話によく出てくるがそれほどに凄いのか彼らは?」

 銀河「ああ、凄いとも。私が行使することのできない力を持った者たちだ。…かの皇帝と同じ力を用いるものであるにも関わらずどうしてああも違うのだろうな。…などと懐かしんでいる場合ではないな。」

 

銀河は、指をはじいて音を出すと、どこからともなく玉座を召喚し、そのまま腰かけた。と、同時にマダラの所にも、深々とした、どこか気品のある椅子が現れた。そのまま二人は腰かけて互いに正面を向いて真剣なまなざしを向ける。

 

 銀河「さて、彼らは時空間を移動中なのであろう。そして、食事でもしながら作戦会議でもしているとみる。人間という生き物は、食事でもしながら話し合っているほうが意外といい知恵が浮かぶというからな。そうして、そのまま彼らの仲間を回収。そうしてそのあとは夢の世界のカルデアへ移動となるはず。」

 マダラ「千里眼を持つお前が言うのならそうなるのだろう。…が、お前が見た結果の100%そうなるわけではなかったな。」

 銀河「ああ、邪魔者が私の存在に気づいた場合はどこかで変わってしまうのでな。カルデアの召喚システムなら十二分にありうるのだ。…残念だが、もうすぐ真のカルデアが偽のカルデアのことに気づき始める。故、早めにことを動かす。」