全ての始まり16

 マダラ「では、どうする?」

 銀河「今はまだ奴は行動に移さないはずだ。…が、邪魔はしてくる。恐らく、限定月読に奴の弟子の誰かが入り込むはずだ。…恐らく、もう入り込んでいるだろう。…という訳だ。恐らく、作戦の半分は成功するだろう。が、半分はシスのせいですべて台無しだ。そこでだ、マダラ。今回はシスの掃討をすれば良しとする。直ちに偽のカルデアへと向かえ。」

 マダラ「分かった。そうしよう。…しかし、何故お前はそこまでしてシスの何を恐れるのだ?それほどまで脅威なのか?」

 

銀河は、いつものような落ち着いた雰囲気でマダラにやさしく語り掛けるように、丁寧に話そうとする。普段ならその姿は、この世に存在するあらゆる全てのものより神々しく見えるほどだ。が、口を開くとまたしてもどこか落ち着きのない様子を見せ始める。

 銀河「フォースを操る。それ自体だ。私でもできなかったことを彼らは出来てしまうこの宇宙でただ一つの存在。それがジェダイとシス。出来ることならと思い味方にするつもりだったが失敗だったようだ。…さて、時空間を移動する彼らが到着する前に事を移そう。」

 

銀河が話を切ったと同時に、マダラはこの空間からどこかへと消えた。一方で、銀河はこの空間に隠してあるある場所へと移動していた。