全ての始まり19

 銀河「忠告は受け取っておこう。が、しかしだ。私はそれでもやらなければならないのだ初代よ。…やはり君は私と敵対するのか?」

  

銀河の問いに対する山の翁の返答は。「然り」の一言である。

 銀河「だろう。君はこの星の抑止力だ。私の計画は君たちグランドサーヴァントと呼ばれる者たちにとって邪魔だ。…が、君たちだけでは野望を阻止できない。どうする?」

 翁「すでに済ましてある。偽のカルデアスにはそなたが一番恐れしものが待ち構えてある。…全てはここから始まるであろうな。」

と意味ありげな一言を残し、山の翁は青い炎に包まれたと同時にどこかへと消えていった。

 

 銀河「…やはりか、この星、又並行世界では妨げられるものはいなかったようだが、まさか銀河の抑止が働いたということか…。なら、この戦いは長き戦争となるだろう。寧ろ、好都合と考えるべきかそれとも計画が遅延し阻まれると考えるべきか…。」

 

銀河は、再び空間に手をかざすと、今度はまた別の空間が出現する。銀河が中に入ると、そこに広がるのは広大な宇宙を見渡すことが出来る部屋のようだ。