欺瞞33

 セフィロス「ああ、そうだ。そのおかげで、お前に対する欺瞞は更に膨れ上がったのだが?」

 

語気を強めるセフィロス。が、那由多銀河は動じることは無い。もし、自分に襲い掛かるようなことがあっても、絶対に自分に勝つことは無いだろうという事を知っているからである。

 銀河「まぁそう怒りなさんな。冬木の大空洞について調べていたことは知っているとも。が、捜査しても無駄だ。それはね、【あの大空洞は私が作り出した偽の空間】だからだ。まぁ、マダラたちはずっと冬木の大空洞であのシスたちを召喚したと思い込んでいるに違いない。かの皇帝と私の間でしか知りえない話だけどね。」

 

セフィロスの疑問点は解決した。ということは、まだあの大空洞には誰もいないという事になる。

 セフィロス「ふっ、そういう事か。そもそも、あの剣豪以外の連中をサーヴァント召喚したというのも全て嘘というわけだな。ならばむしろ好都合だ。あの大空洞を利用すれば、私は力を取り戻せる。…さて、あの皇帝の本当のことについて教えてはくれないだろうか?はじめから彼はサーヴァントではないのだろう?」

 銀河「つまりはそういうことだ。マダラには悪いが、そもそも彼とは初対面ではない。すべてはあ奴をだますための偽装だ。」

 

銀河はどうやらばれてしまったかという事で大爆笑する。流石は最強のソルジャー。大したものだと言わんばかりだ。

 

 銀河「そうだとも!いやいや、確かにサーヴァントとしての召喚は出来ないさ。この星の英霊でないから、当然どのような裏技を利用しても彼は召喚できないのさ。そう!!初めから彼は間違いなくかの銀河皇帝パルパティーンだ。」