欺瞞36
セフィロス【今は大人しくする必要があるだろう。が、期が来れば…】
今は黙って従うしかない。少なくとも、あの皇帝が動くことは無いならまだ動きやすかろう。いまは、銀河のご機嫌どりだ。
セフィロス「余裕があるな。なら、もうお前が前線に出て全て終わらせていいのではないか?」
銀河「いやいや、私は滅ぼすためにあるのではない。全てを築き上げる為に存在しているのだ。私が出れば、地獄と化すぞ?」
セフィロス「…あくまでも、お前の目的はあれという訳か。」
銀河「そう、あれだ。っと、長話が過ぎたようだ。さて、お前がお気に入りのクラウド君は動いているようだが君はどうするのかね?」
セフィロス「残念ながら、私は向こうから来てくれないと駄目なようだからね。大人しく、連中が来ることを祈るしかないわけだ。」
銀河「ならそうするがいい。私は私で動くとしよう。今から、少々パルパティーンに用があるので失礼させてもらう。…阿僧祇の闇をどう使うかは君次第だ。なんなら、その力で私に立ち向かってもいいさ。」
銀河は、すべてを了承したのか、そうかそうかと言いながらどこかへ消え去った。…さて、銀河の言う通りなら、クラウドは自分の元へ来るはずだ。早く来いクラウド。そして、あの男がここへ来れば…
セフィロスは笑みを浮かべ、二人の英雄の到来を待ち望む。それは、この戦争の序章となる。その戦いをどう盛り上げるか、彼は様々な思案を始めていた。