クラウド・ストライフ 8

 ケニー「見つけたぜ、金髪つんつん頭さんよ!」

驚いた。敵は自身の頭上にいたのだ。クラウドは、完全に意表を突く形になってしまった。

 クラウド「くっ、先ほどの音はそういう事か!」

つまり、どういうことか。それは、この世界にはない技術を用いた【ケニー】と呼ばれている謎の男の装備に会った。

 ケニーは、どうやら両腰に付けられるほどの大きさをした円筒形の金属を装備しているようだ。それは、どうやら強力に圧縮されたガスを噴出させることが出来るらしく、それを利用して宙を飛べるようだ。

 

それだけではない、装置というだけあってまだ機能が付いている。その金属の筒の両端には剣が装備されている上、更には金属の柄が付いたワイヤー射出装備までついている。要は、クラウドのいる場所までガスで宙を舞いながらワイヤーを山肌に引っ掛けながら近づくというのを繰り返し、クラウドのところまで近づいた所、両剣で斬りかかってきたという訳である。

 

が、そこはクラウド、一瞬で見切って何とか避ける。

 クラウド「くっ、もう少し気づくのが遅ければ…」

 ケニー「あぁ。今頃くたばってるぜお前さんよ。…が、まぁあの首領さん、あんた強いらしいから首を掻くのは難しいって言ってたから、こうなることは織り込み済みだけどよ。」