クラウド・ストライフ 11

 ケニー「そういや、俺達初対面にしちゃあ中々息ぴったりだと思わねぇか?あの人外っつうか神外さん、人を見る目は確かにありそうではあるな。」

 ワイアット「みたいだな。サーヴァントの俺とパートナー組んでこれだけ合わせられる人材見つけてくれる那由多の銀河さんが恐ろしいぜ。」

 ケニー「だな。…てか、あのお方そんな名前なのか?なんかゴテゴテしてんな名前。」

 ワイアット「ま、あくまで名前の一つでしかないってことらしいけどな。他にも名前使い分けているらしいとのことだからな。」

 

と、語り合い始めた所、見事なまでに息ぴったりである。完全に談笑を始めるレベルだ。その様子を、この世界からではない、遠い世界。阿僧祇の闇からモニター越しに見つめるセフィロスの姿があった。

 セフィロス「…ほう。この闇以外の光景も見ることが出来るとはな。試したかいがあったという訳だ。」

 

彼が作り出したモニター室には、辺り一面びっしりと覆いつくしたモニター画面が湧いに湧きまくっているのだ。そして、それに浮かび上がるは無数の異世界の映像。彼は、この闇に来るであろう異界の住人達をここでモニタリングし始めたのだ。今回は、特に彼と深い縁のあるクラウドを見るために、どうやら彼を追いかけているこの二人に絞って、密かにモニタリングをしていたようである。