クラウド・ストライフ 13

 クラウド「さて、うまくは言っているか。一応だが。…が、そろそろばれてもおかしくない頃合いだな。」

それもそのはず、この作戦、というより一時しのぎは、すぐにばれても仕方がない結構思いつきなものであるからだ。なにせ、ほとんど同時に別々の場所からバイクの音がするのだ。しかも、明らかに同じバイクの音なんだろうなというくらいわかりやすいくらい。

 

が、しかし、実際はそうでもなかったようである。

 ワイアット「おいおいおい。気づいたら連中あの鉄の馬に乗って逃亡図りやがるとはな!」

 ケニー「あぁ、俺も迂闊だったぜ。しかもだ、音が反響してんのかどこに向かって逃げてんのか分らんときた。兎も角、音のする方へ追っかけるしかねぇってこったぁな。」

と意外と混乱しているのであった。そう、クラウドはいい意味で相手が生まれた世界、また文明レベルの高度さを考えていなかったため、意外とうまく相手をかく乱できてしまったらしい。

 

ということで、クラウドたち二人は相手をうまいことまくことに成功はした。が、あくまで一時的。結局追いつかれるのは時間の問題なのは一緒である。誰か、助太刀でも入らない限りは。が、そのまさかがクラウドたちを救うことになる。