クラウド・ストライフ 15

 張遼「もしや、あれはビリー殿か?いや、でもいったいなぜあのような金属製の板をもって移動しているのであろうか?」

 忠勝「う~む、拙者にも分らん。ん?よく見るとあれは【すまーとふぉん】なるものではないか?以前、時空省から来たと名乗る者たちがあのようなものを持っておったな。」

 

この二人、一応過去に説明したのだが、戦国時代と三国時代が合体した特異点から来た者たちである。かつて、この特異点を調査するため、時空省の職員たちがその特異点にやってきたときに恐らく彼らも未来人である彼らの持ちものは見ているはずである。特にこの二人は、過去にも時空省に何回か協力しているようで、その時スマートフォンないし端末と呼ばれる機器は目撃しているのだ。

 

ということで、二人はビリーのところへ行き、何をしているのか話を聞こうと決め、そのまま音がする方に移動を開始する。

 

が、どうやらそう物事はうまくいかない。彼らを邪魔するため、久々にこの男が現れた。この物語の序章に登場した悪の魔術師【ゲマ】である。

 

 ゲマ「おや、あの那由多某の言う通り、確かにあの強力な武将達が現れたということですな。…さて、予定通り邪魔しましょうか。…しかし、ほかに人はいなかったのでしょうかねぇ。別に戸愚呂でもスタンド使いでも鬼でもいっぱいいたでしょうに。」