クラウド・ストライフ 20

彼の言葉そのままに、キングレオはそのまま承諾し、ゲマはこの冬木のはずれにやってきたのだ。すると、銀河が予測していた不測の事態が起こっていた。

 キングレオ【どうやら、銀河殿が想像しておられた通りですな。…このままでは流石に形勢不利。ここは逃げるしかない。】

 

兎も角、キングレオはここから何としてでもここから逃げるということを第一とした。というわけで、キングレオはちょっとしたカマをかけることにした。その間に、ゲマは上から落ちてきた二人の下敷きになっていたところから無事ににけだし、態勢を整えていた。

 キングレオ「さてさて、貴様ら。このキングレオ様がきたのだ。タダではすまさん。」

 

キングレオのその威容から、かなりの強者と見受けた4人達。一応、初めて顔を合わせるが、すぐにお互いに味方だと判別した。

 アルク「えっと、そこの強そうなおじさま達は味方ってことでいいのかしら?」

 忠勝「うむ、あの面妖な二人と合間まみえるおつもりでござるなら少なくとも味方でござろうな。して、名はなんと申される?」

 アルク「そうね。名を名乗るのは大事なことよね。私はアルクェイド、こっちがアルカードさん。私のことはアルクってよんでいいわ。」

 アルカード「私のことはそのままで構わない。この名は通称でな。あなた方は?」

 忠勝「拙者の名は本多平八郎忠勝。こちらの御仁は張遼と申す。」

 

二人は、どこかで二人の名前を聞いて少々驚いたようである。かの歴史上の猛将と名が一緒であるからだ。