クラウド・ストライフ 30
が、そんな心配は無用であったようだ。四人はむしろ、自覚症状が何故かあるようで、納得してしまったようだった。結果オーライである。
アルク「そうねぇ~。私はそうでもないけど、残り三人は何かのコスプレみたいに見えなくもないかなぁ。」
アルカード「…いわれてみるとそうだな。と、恰好を気にするのもいいが、まずはこの山火事からどうするかだな。」
と自然に流すヴァンパイアのアルカード。その通り、まずはここから同脱出するかが問題だ。何せ、あまりにもひどい山火事、一歩間違えれば焼死である。
クラウド「大丈夫だ。今ならこれを使えば何とかなる。」
と、彼は乗ってきたバイクの荷台から何やら取り出した。どうも、先ほども使用したととは似ているが違う、何やら緑色をした、透き通る手のひらサイズの水晶玉【マテリア】である。同じように、自分の武器である巨大な剣【合体剣】についている穴に、
はめ込んだ。
クラウド「結構いっぱい持ってきて大正解だったな。役に立つ。」
クラウドは、そのまま武器を天にかざすと、どこからともなく大量の水が流れ出し、山を洗うように駆け下りていく。
クラウド「水魔法のウォタガだ。これで、山火事も次第に沈静化していくことだろう。」