クラウド・ストライフ 32

 クラウド「さて、このまま安定してきたら山を下りよう。…が、しかし、改めてこれはひどいな。」

 ビリー「そうだね。見境なく一般人まで巻き沿いとは。…でも、あのバイクのおかげで一人助かっただけでも本当によかったよ。」

 クラウド「そうだな。…さて、彼をどうするかな。このまま山を安全に下りられるかどうか怪しいしな。」

 

一行は、遥か下へと続く山道を見つめた。そこに広がるのは、ずっと下まで続く倒木の山、山、そして山である。

 アルク「いやいや、流石にこのまま下るのは大変ね。何か乗り物がほかにあったら楽なんだけどな~。いや、それでも流石に無理な気がするけど。」

 

彼女がいうのも無理はない。が、もし乗り物に乗ったとしても恐らく厳しいのではないか。

 クラウド「さて、どうするか。このままだと、俺のフェンリルでもこの山は厳しいからな…ん?なんだ。」

 

クラウドは、とある一角に目をやると、何故かまだ炎が消えていない場所を発見した。

 忠勝「どうかなさったか!ん?あそこだけ何やらまだ炎が上がっていまするな。」

 張遼「いや、ただそれだけではなさそうですな。よく見たら私もいま気づいたことだが、あの場所、【平面】になっているのではないでは?」