クラウド・ストライフ 33
クラウド「平面?ん?それってどういう…」
クラウドは、燃えている場所を、見る角度を変えてみたところ、意味がよく理解できた。
クラウド【ほんとうだ。見る角度を変えたらよくわかった。まるで、何かスクリーンに映し出されたかのように平面になっているのか。…でも、間違いない。あれは間違いなく燃えている。その場所から間違いなく熱気を感じる。」
その間違いなく燃え上がっているという感じは、クラウド以外の面々もしっかり感じていた。そして、何故だろうか、その場所は、気のせいか段々とこちらに迫っているような感じがするのだ。
ビリー「ん?ねぇねぇ、あの場所こっちに次第に近づいてない?」
クラウド「いや、気のせいじゃない。こっちに近づいて来てる。…いや、そうじゃない。どんどんあの平面が広がっているんだ!」
気づいた時には時既に遅し、その空間は、彼らを取り囲むように広がっていく。
忠勝「な、これはいったい如何様なことが起こっていると申すか!」
アルカード「私にもよくわからない。ただ、我々の周りだけ再び燃え上がり始めたということだけは事実だ。…どうやら、あそこにいる者の仕業で間違いなさそうだな…」