世に仇し者 セフィロス 1

 クラウド「何故だ…お前が何故ここにいる。」

クラウドは、目の前の光景が信じられずにいた。燃え盛る炎に浮かび上がる黒のシルエット。それは、クラウドの見た地獄の光景と重なる。

かつて、クラウド達がいた世界で、幾重にも戦った相手が再び目の前に現れたのだ。セフィロスは、冷たい笑みを浮かべながらこちらに向かってくる。そして、同時にクラウドに語りかけながらほかの5人に対しては威圧的なオーラを漂わせていた。

 

 セフィロス「何故だろうな、クラウド。少なくとも、私は敵になるだろうな。あの男を止めるために。」

 

あの男?一体何のことだろうか?クラウド及び、他の5名は何を言っているのかわからなかった。

 セフィロス「そうだったな。残念ながら、先の大戦では、クラウド、そしてお前たちは参加していないのだったな。あれは激しい戦いだった。結果としては、何もかも中途半端な形となったが…いや、今はその話をするためにここへ来たのではないのだがな。」

 

セフィロスの目的、それはいったい何のことなのだろうか?クラウド達には皆目見当もつかない。

 アルク「あの人っていったい誰よ?もう、今日は本当にいろんなことが次から次へと起こって本当に…」

と彼女がまくしたてるのが気に障ったのか、セフィロスクラウドだけと話しができる環境を整えるために彼女らを隔離しようとした。