片翼の天使 12

 忠勝「うーむ、色々なことが起きる街でござるな。…しかし、この本多平八、未だ疲れを知らぬ。クラウド殿が手を貸してほしいと仰せならば、ついていくのみにござる。」

 張遼「私もまだこの武勇、すべてを出し切ってはおりませぬ。クラウド殿、私も手をかす所存。」

 アルク「私たち吸血鬼コンビも当然ついていくわよね?ね?」

 アルカード「吸血鬼コンビ…まぁ確かに否定はできないな。…もちろんだ。セフィロスとかいう男、止めなければいけないということだろう?」

 ビリー「そうとくりゃ勿論僕も加勢するよ。そいつを止めないといけないんだろ?」

 

皆、クラウドに協力してくれることが決定的になった。それを聞いて、安心した六道仙人は皆に感謝の弁を述べる。と同時に、なんということか!!急に彼の姿が透け始めた。

 

 六道仙人「いや、すまぬ。協力してくれてありがたいと謝辞の言葉を述べようとしてらこのありさまじゃ。」

 クラウド「えっ?いや、仙人さん。体透け始めてますけど?なんかもうすでに声しか聞こえていない状況ですけど。」

 

彼だけではない、他の五名も突然のことに驚いていた。無理もない、急に現れたと思いきや、今度は急に消えてなくなり始めたのだから。