冬木編 はじめはアインツベルン城11

もっとも、あれがうまくいったのは25世紀に時空石に呼び出された者達で、アタランテたちがたまたまいたから。それを触媒として召喚したのでうまくいったようなものである。現在はというと…

 

 アタランテ「…なくなったな猫耳。」

 テスラ「私も今日の夕方にやっと元の姿になりました。」

 書文「…わしはあまり変わっとらんが、二人はそうなのか。」

 

無事、人間レベルには戻ったらしい。そんな三人を、銀時は横から見ていたというから間違いではないだろう。

 銀時「じゃ、連絡しとこうかね。やっとあのお偉いさん見つかったらしいし。…しっかしあれだわ。これからどうなるのかねぇ。こっちはこっちでやべぇことになってるからな。」

 

そう、今25世紀でも時空省によりある事象が観測されていた。一部の並行世界が、異界の魔王遠呂智によって統合された場所があるとの報告があり、又地獄の様相を呈していたのだ。…仕事的な意味で。

 ?「なんか忙しそうアル。どうしてこんなことになってるネ。」 

 ?「いや、そんなことわかりませんよ…なんか起きたらこんなこんな所にいますし。時空省でしたっけここ?なんでこの場所に?」

 銀時「さぁ、わかんねぇよ、お前らがなんでこんなところにいるのかわかんねぇけどよ。今ちょっと取り込み中なんで向こうで…ん?」