冬木編 はじめはアインツベルン城18

大梓弓を構える少女がそこにはいた。凛とした表情はどこか父の本多忠勝に似ている。そう、彼女の名前は【稲姫】または【小松姫】。真田信之の妻にして本多忠勝の娘でもある。

 稲姫「おふた方もお気をつけて。しかし、いろんな化生がいますね父上。一体どうなっているんでしょうか?」

もうそれはそれは地獄の光景であった。魔猪にベヒーモスキラーマシーン。それに、西洋の妖怪ともう何でもありだ。

 忠勝「おそらく、司馬懿が言っていたことと関係があろう。皆!今は目の前の敵を掃討することを第一とすべし!行くぞ!!」

 

と、四人は目の前の敵にかかる。その様子を映すことを手伝ってくれたのはほかならぬ死神様だった。

 

 死神様「というわけです。司馬懿殿、次官殿。いやー疲れましたよ。うちの息子を褒めてやってください。このために奔走してくれましたから。」

 山本「ありがとうございます死神様。息子さんに何かシンメトリーの物でもプレゼントしときます。…でも、一つ返事で即答とは驚きましたが…。いいよ!のひとことで許可してくれるとは…。とはいえ、この光景はひどいな。」

 蔵馬「ええ、他にもこのような目にあっている場所は多数あるようです。」

 イリヤ「ふーん。これが一人の人間がやった所業なの?とんでもないというか、悪趣味というか。」

 クラウド「どうやら、厳密には人でも神でもないようだ。本人曰く、神を超越せし者らしい。」

 ホロホロ「へっ、こんなことするやつのどこが神を超越してるって言いやがる。」