決戦 アインツベルン城 2

 アーデン【さて、いつまでこんな悪党どものスパイしてなきゃならないのかね?ま、適当に合わせてやるけど。さて、久しぶりの山本ちゃんの本気見られるじゃない。これは楽しみになってきたね。】

 

 と、ニタニタしながら戦局を見守るアーデン。今の彼は、今の所はどう転ぼうがまだ自身にはあまり影響がないため余裕の表情を浮かべている。

さて、山本はあの五人相手に本当に互角の勝負をしていた。力の向きを操る矢印を操る矢琶羽。腕を六つに増やし、血鬼術という術でものすごく固い毬を操る朱紗丸。伝説のガンマンワイアット。そして、自身の骨を自在に操る君麻呂と必殺どどん波を使用する伝説の殺し屋桃白白。これだけの相手をしてうまいこと捌いている。

 

 君麻呂「成程、噂には聞いていたけど大したものだ。…その力、どれくらいの努力をこなしたのかな?」

 山本「半分は自分の努力だ。半分は、【与えられたくなくて与えられたもの】だけどな。」

 

その話を聞いてたマダラ。成程、銀河から聞いた話は本当かとある話を思い出す。…あの男、山本姓を名乗ってはいるが、それは彼の義理の両親の名字だったということ。

 マダラ【話は本当だというわけか。生まれ持っての能力ではないと思っていた…が、恐らく身体能力はある程度素だろう。が、確かにあの魔力はおかしい。チャクラでたとえるなら、鬼鮫の何倍だあの男。」