限定月読・改14

四人がある映像を見て驚愕している間、司馬懿の所有する端末に誰かから連絡が入る。山本次官からだ。

 司馬懿「ん、これは!次官殿、無事でしたか!」

 山本「ああ、いまそちらに確認したいことがちょっとあって連絡したけど、今そっちとんでもないことになってない!?今自分の端末確認したら時空省から連絡きまくってて驚いた所なのですが。」

 司馬懿「その通りだ。…この事件の黒幕が姿を現した。探っていたうちはマダラではない。【那由多銀河】だ!!」

 

それを聞いて山本は何も不思議に感じなかった。…ついに、自分にその時が来たというだけである。そう己に言い聞かせた。

 

 山本「そうか…驚いたよ。確認したいことはもう映像越しでサーヴァント化してた彼らを見たからOKとして、今はもう次の話に戻ろう。デスシティー、今確認したら遠呂智の世界併合に巻き込まれてる。偽カルデアからそこの宿屋に戻って見張りにいた人たちがいたこと忘れてた!!彼らは無事だろうか!」

 司馬懿「安心しておくがいい若き次官殿。死武専の優秀成績者とこちらからも助っ人を送り込んでいる。それより、そちらはどうだ?」

 山本「こちらは大丈夫だ。今の所、安心できるところにいるから問題はない。かの魔術の大家、アインツベルンのお嬢さんの所に世話になってる。」

限定月読・改13

 司馬懿「ん?誰かと思えばお前か。こんなところで屯【たむろ】している場合ではないのではないか?」

 銀時「まーそうなんですけどね。デーモンやら遠呂智やらもうめちゃくちゃなのは知ってますよ。」

 司馬懿「こちらの話では、アクノロギアとかいうドラゴンも観測しているうえ、レプリロイドの連中まで動き出してる。もう私もどうしたらいいかわからん。…それに、この映像を見てみろ。…ついに、奴が動き出したというわけだ。」

 

司馬懿はそういて宙に手をかざす。すると、立体モニターか突如現れ、とある映像が映る。

 新八「すげぇ、僕たち未来に来たって感じがこれでする。」

 神楽「すごいアル、600年たつとこんなに技術が発達するとは驚きネ。」

 司馬懿「私もはじめは驚いた。君たちより1600年前の人間故な。…っと、そうではない。これを見てくれ。お前たちは知らぬだろうから見せてやる。…この男が現れたということがどういうことか教えてやろう。…この世界だけではなく、あらゆる並行世界が今から地獄となるだろうな…。」

 

そこに映し出されるは、今まで見たことがない美しさ、耽美さを持つ生き物だった。

 銀時「…こいつが?へぇ~確かにこいつは…」

 新八「…え、なんなんですかこれ!?」

 神楽「…こんな生き物、宇宙に本当に存在しているとは思えないほどネ…。」

 

 

 

限定月読・改12

銀時は、この二人の声を聞いたことがあった。そう、かつて万屋にいた二人【志村新八】と【神楽】の二人ではないか。

 銀時「あ」

 新八「あ」

数秒の静寂が流れる。そのあと、急に大声で新八は叫んだ。なんでこの人こんなとこにいんの?と言わんばかりに。

 

 新八「ちょっと銀さあああああああああああああああんんんんんん!!なんでこんな所いるんですかあああああああああああ!!!」

 神楽「銀ちゃんパチンコにいくって言って行方不明なってたと思ってたらこんな所いたとは思ってなかったアル。」

 銀時「いやーなんか行く途中すっころんで電柱に頭ぶつけたらこんなとこいたのよ。」

 新八「なーに今はやりの異世界転生的なことやってんすか!!どんあ、この世界でどんなチート能力使って活躍してたりするんですか!!」

 銀時「いや、こちとらむしろその逆で地獄のような日々なの!!こっち科学技術発展しすぎで苦労してやがんの!!!どーすりゃいいんですかコノ野郎の毎日ですよ!!!」

 

と叫び合う二人。その声を聞いて、だれかがその三人組に近づいてきた。

 ?「ええいうるさいぞ馬鹿めが!!お前たち!!その通信次官殿に筒抜けというのかわかっとらんのか!!」

 

この声は時空省アジア支部兼OROCHI世界対策長【司馬懿仲達】その人である。彼も、現在遠呂智の仕業ということもあり、今あわただしく動き回っているのである。

限定月読・改11

もっとも、あれがうまくいったのは25世紀に時空石に呼び出された者達で、アタランテたちがたまたまいたから。それを触媒として召喚したのでうまくいったようなものである。現在はというと…

 

 アタランテ「…なくなったな猫耳。」

 テスラ「私も今日の夕方にやっと元の姿になりました。」

 書文「…わしはあまり変わっとらんが、二人はそうなのか。」

 

無事、人間レベルには戻ったらしい。そんな三人を、銀時は横から見ていたというから間違いではないだろう。

 銀時「じゃ、連絡しとこうかね。やっとあのお偉いさん見つかったらしいし。…しっかしあれだわ。これからどうなるのかねぇ。こっちはこっちでやべぇことになってるからな。」

 

そう、今25世紀でも時空省によりある事象が観測されていた。一部の並行世界が、異界の魔王遠呂智によって統合された場所があるとの報告があり、又地獄の様相を呈していたのだ。…仕事的な意味で。

 ?「なんか忙しそうアル。どうしてこんなことになってるネ。」 

 ?「いや、そんなことわかりませんよ…なんか起きたらこんなこんな所にいますし。時空省でしたっけここ?なんでこの場所に?」

 銀時「さぁ、わかんねぇよ、お前らがなんでこんなところにいるのかわかんねぇけどよ。今ちょっと取り込み中なんで向こうで…ん?」

 

 

限定月読・改10

 イリヤ「それもそうなのだけれど、あなたも何よ?話を聞くところによると、あなたもサーヴァント召喚できるとかいうデタラメできるらしいじゃない?それどういうことよ?」

 山本「確かに、それを先に聞くのは当然だろう。一応、リスクはあるものの、サーヴァント召喚できなくともない。というのが正しい答えだ。」

 

山本は何故か口を濁す。そう、できなくもないが、実は彼の行う召喚はかなり不完全だからだ。

 山本「厳密にいうなれば、抑止力からまず記録だけを取り出し、そのあと自分の魔力で補充しているだけなんだ。しかも、呼べる英霊の記録は限られていて、結構不便だ。しかも、自分の使い魔としても使用できない。もはや、一時的な傭兵に近いのさ。」

 イリヤ「なるほど、みよう見まねだということね。」

 山本「そういうこと。自分の時代でも、ある事件をきっかけに抑止の英霊を召喚するためにチャレンジした人が多かったけど、出来て自分以下のレベル。シャドウサーヴァントを誤って呼べるくらい。それに、もう未来には劣化サーヴァントもどきを呼べる時空石というのがあって、そんなことする必要はなくなってしまったのさ。」

 

イリヤは一応聞き出せたので満足ではあったらしい。というか、それサーヴァント召喚といえるのかどうなのよという感想は抱いたが。

限定月読・改9

そういわれたらもうそうですーとしか言いようがないのは事実だ。まあ並行世界中の人のたまり場と化しつつあるからね地球政府時空省。特に日本支部

 ?「そのびっくり人間というのは僕も含まれているのかな?僕は泥から生まれてきた存在だからカウントに入れていいのかわからないけど?」

 

山本は驚いた。アルフォンスの後ろから現れたその人物は偽のカルデアから脱出した三人目のサーヴァント【エルキドゥ】だということがすぐにわかったからだ。

 エルキドゥ「おっと、僕の正体を君の超能力で見ちゃったわけだね。そう、僕の名はエルキドゥ。君にはせつめい不要みたいだね。」

 

エルキドゥ。緑色の髪をした人間離れした中世的な美しい風貌をした彼、もしくは彼女とも言える者はそう答える。かのギルガメッシュ叙事詩に登場する神々が作り出した意思を持つ兵器。もともとは、神の命に背いた半人半神の王【ギルガメッシュ】を諫めるための存在。数日において戦いを繰り広げたのち、両者は親友となったという。

 

 山本「驚いたな…本家カルデアは彼もいるなんて。いや、でも確かあなたは神々の怒りにふれて…いや、それでも彼を召喚できるのがあの組織のすごいところというわけか。」 

限定月読・改8

 六道仙人「ああ、いたとも。今は姿を見せられなく声だけのみだが。一応、ここのお嬢さんには状況を説明しておる。が、お前さんにはまだ説明しておらんかったので今からいろいろ説明しよう。」

 山本「あ、はい!よろしくお願いいたします。」

と声がする方に礼をするが、声だけなので礼をした方向があっているかどうかどことなく心配である。

 

 イリヤ「あ、話なら私も聞いていいかしら。まだちょっとわからないことがあるから質問したいことがいっぱいあるし。」

イリヤスフィールも一緒に話を聞くらしい。そして、どうやらクラウドもガッツも一緒だ。それに、山本の親友辻谷君や、山本が知っている意外な人物、それと、そうやらカルデアから来た見たことがないサーヴァントも一緒にもこの部屋に入ってきたようだ。

 

 辻谷「おや、先客がいたみたいだね…。どうやら、元気になってくれてよかったよ。」

 その彼の後ろには、いかつい鎧姿をしているものの、かわいらしい声をした得るエルリック兄弟の弟アルフォンスが入ってきた。

 アルフォンス「あ、山本さん!!お元気になられてようで。」

 山本「おう、元気になったぜ弟君。ん?イリヤは彼に顔を合わせたのかな?」

 イリヤ「ええ、彼を含め、この屋敷に来た方は全員顔を合わせたわ。素性もしってるわよ。…で、ちょっと聞きたいんだけど、あなたのお仲間さん、一体どういうこと?びっくり人間の集まりか何か?」