2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

4章 300【スリーハウンドレッド】 3

300「そこのご老体、そう喜んでいる場合ではないのではないか?わしが連れてきたこの者たちの話を聞いてはおらなんだか?」 元就「あっ、いえ。そんなことは…ん?待ってください。今あなた様は何とおっしゃられました?」 何故か異様なまでに敬語を話す元…

4章 300【スリーハウンドレッド】 2

嘆息する一同。このままでは何の打つ手もなくなってしまう。このままどうしようもないまま時間だけが過ぎ去ってしまう。そんな雰囲気の中、突如どこからともなく声が聞こえてきた。 ?「さてさて、どうやら儂が出るほかないようだ。まさに、この時のために3…

4章 300【スリーハウンドレッド】 1

司馬懿が、エドワードたちをたしなめた直後のこと。突如、自分たちの背後で凄まじい声がした。恐らく、時空省臨時職員、辻谷広之が所属する謎の組織【すごい漢協会】の幹部、不破刃の声だ。 不破「うおおおおおおぉっぉぉぉぉぉぉぉぉぉああああああああっっ…

異世界侵攻録 進展 18

マダラ「ふっ、逃げられたというわけだな。…まぁ構わん。どちらにせよ、奴は行方不明だ。俺にとってあ奴は路傍の石にしか過ぎん。それよりも、想定以上にこの世界に長居し過ぎだ。」 ?「そうだな。俺もそろそろこの世界に飽いてきたところだ。」 どうやら、…

異世界侵攻録 進展 17

宙で制止したまま、それは動くことは無い。花びらがまるで時が止まったかのような状態になっているのみだ。 サーレー「さらにだ。俺の力はそれだけではない。いま空中で制止している物体に力をためることが出来る。…つまりだ、その力はお前らが実際に味わっ…

異世界侵攻録 進展 16

そう、これがこのサーレーという男が呼ばれた理由である。この男の能力は、この技に絶対有利ともいえるからだ。…ただ、当の本人は相当緊張しているらしい。そのためか、体が固まってしまっているようだ。 サーレー【いやいや、いざ目撃すると相当やばいもん…

異世界侵攻録 進展 15

白夜はついに卍解をする決心を付けた。斬魄刀を構え、遂にその真の力を見せるようだ。 白夜「貴様ら、いくら旅禍といえども侮れんというわけだな。いいだろう。ならば、全力で貴様らを潰してやろう。―卍解【千本桜 影義】」 マダラたちの目の前に、突如美し…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 10

マダラは、懐から取り出した資料を見せる。それを見た吉良は、急に手の平を返したように笑顔になる。 吉良「…ほう、成程。これなら悪くない条件だ。…しかしだ、私の意にそぐわないようなことがあれば…」 マダラ「まぁ、お前の能力は【デイダラ】にちかいもの…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 9

だがその有意義さをぶち破る事件が早速起こってしまう。翌日、彼はいつも通りの時間に起床し、最新の薄型テレビをつける。いつも通りの朝だ。あと数日我慢さえすれば元の世界で、自分の育った街でゆっくりと毎日を過ごすことが出来る。そんなことを思ってい…

異世界侵攻録 進展 14

しかし、白夜はそれでも妹のルキアを巻き込みたくはなかったようだ。恐らく、この老人が何かしらの力で、自分の精神を操っているのではないかということを感じ取っていたからだ。それに、隊長格二人が、旅禍の一人に敗北したという事実がある以上、相手もか…

異世界侵攻録 進展 13

ルキア「な、貴様いつの間に!」 マダラ「いや、お前が近づいてきたのではないか?あまりよそ見は良くないとは思うが?」 ルキアはあたりを見渡すと、自分がいつの間にか敵に近寄っていたことに気づいた。どうやら、戦闘が激しさを増していくうちにその戦い…

異世界侵攻録 進展 12

老人「ひゃひゃひゃひゃ。ようし、ようし。それでよい。お主の中にある心の暗黒面を解き放つのだ。」 あまりに一瞬の出来事だったので、何が起こったのかマダラでさえ瞬時には理解できなかった。目の前には、激しいつばぜり合いをしながら怒りの表情を浮かべ…

異世界侵攻録 進展 11

さて、この老人がどのようにしてこの世界に現れたのかも次章で明らかになるが、いまはそれより、話を進めることとしよう。さて、黒ずくめの老人は、白夜たちと同じようにその人となりを確かめようとしているようだ。 老人「ふむ、中々いい顔をしているようだ…

異世界侵攻録 進展 10

ここで登場するこの黒ずくめの老人は一体何者なのか?残念なことに、この中で知っているものはほんの数人しかいない。 老人「中々に良き者たちではなかろうか。数億の年月を経て、霊体【サーヴント】として呼び出されたのもこのためか。にしてもだあの聖遺物…