2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

クラウド・ストライフ 13

クラウド「さて、うまくは言っているか。一応だが。…が、そろそろばれてもおかしくない頃合いだな。」 それもそのはず、この作戦、というより一時しのぎは、すぐにばれても仕方がない結構思いつきなものであるからだ。なにせ、ほとんど同時に別々の場所から…

クラウド・ストライフ 12

セフィロス「やはり、お前もこの混沌の仲間となるかクラウド。これも何かの奇縁というわけだな。…しかし、あの二人、なかなかの手練れと見たが、逃れられるか。見ものだな。…しかし、さすがにモニターの数が無造作に増えすぎではなかろうか。」 このモニター…

拳を極めし者 終 

が、それでもさすがに二人とも自分の直属の部下。失うのはよくない。そこで、無惨はある者の協力を得ることとなる。その人物は、後頭部が後ろに大きく広がった老人で、着物を着た老人であった。 老人「はてはて、なかなかに奇怪なお城ですな。…まぁ、建物の…

拳を極めし者 23

無惨は居直ると、 猗窩座は無惨に対して片膝をつく。 無惨「あの男のことを探れ、運のいいことに、あの男、この無限城に異界への入り口を作ってくれたようだ。何処に繋がっているのかは分らんのだが、その先には何かしらの手掛かりがありそうだ。」 無惨はそ…

拳を極めし者 23

銀河「いや、すまないね。ちょっとそこを通してもらうよ。私はまた別の客人を迎えなくちゃあいけないからね。」 と言い残し、固まって動けない二人をしり目に、その場からあたかも霞のようにどこかへと消えていったのであった。 と、同時に、ふたりは何事も…

拳を極めし者 22

猗窩座はすぐに後ろに下がったため、傷を負うことはなかった。勿論、避けずとも死ぬことはないので、炎を無視してでも銀河に拳打を浴びせることも出来た筈。なのにだ、猗窩座の体はあろうことか後ずさりしたのだ。 猗窩座【どういうことだ?俺はなぜ後ろに下…

拳を極めし者 21

見事に術中にはまってしまったらしい鬼舞辻は、そのまま別れのあいさつでもして元の世界に帰ろうとする。が、彼の前に誰かが立ちふさがっている。猗窩座だ。いつの間に目を覚ましたのだろうか?その目は、那由多銀河を激しく睨めつけ、唸るような声で彼に一…

拳を極めし者 20

銀河はそろそろ自分の住む場所【無限界】に戻る準備を整える。無惨にはよくもてなしてもらったからか、銀河は満足そうである。それに、彼自身、必要最低限の役者がそろったというのも大きい。 が、鬼舞辻はというと正直不安という言葉が思い浮かんだ。 無惨…