2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

喫茶店 アーネンエルベ 11

潮【…よし、とら。あんまり騒ぐんじゃねぇぞ。もしお前がちょっとでも騒いだら面倒なことになるからな。】 そのお客とは、妖怪を連れた一人の少年であった。先ほど登場した【潮】と【とら】である。潮は、かごめたちが捜索していた近くで同様にこの店を発見…

夢 その1

それは、深く、暗い深淵だった。あたりは炎で包まれ、多くの人が彷徨い、逃げ惑っている。自分は、そこから逃れるために【それ】に抵抗していた。どうしたら、ここから抜け出せるのだろうか?そのためには、只一つ。それに抗うしか無かった。しかし、自分に…

喫茶店 アーネンエルベ 10

彼女の言う通りである。しかし、何故彼女はこんなことを口走ったのか。それ以前に、一体この女性は何者なのかよく分からない犬夜叉とかごめはとりあえず彼女が何者か尋ねることとした。 かごめ「それはそうですよ!…しかし、あなた一体何者なんですか!…それ…

喫茶店アーネンエルベ 9

彼はそう自分に言い聞かせて静かに席に座る。何故自分に言い聞かせるのかと言えば、彼は非常に行儀が悪いため、良くかごめにたしなめられてしまうのだ。彼は、今日こそ大人しくしていようと気持ちを落ち着かせ、メニュー【彼自身はそういう単語を知らない】…

喫茶店アーネンエルベ 8

何度でも言うが、それは間違い無くそこに存在するのだ。どうやら、中にお客さんと思わしき人影が見える。そして、この店のマスター【店主】と思わしき人もいるではないか。しかも、建物自体も中々こっている。入り口には、何やら魔よけのようなものが置いて…

喫茶店アーネンエルベ 7

無論、戦国時代に行き来している彼女もそうだ。彼女たちが追っている敵は、戦国時代にいるために基本はそこで探索することがほとんどだ【彼女がどうやってタイムスリップをしているというのかということはこの場では述べないこととする】。彼の気持も非常に…