2018-01-01から1年間の記事一覧

久々の幕間 5

どうやら、モードレッドは山本のことを堅物と思っていたらしく、実際にこの目で見るまではまさかここまでフランクな人とは思っていなかったようだ。そのため、意外と話が弾んでしまったらしく、時間が結構経ってしまったことに気が付かなかったようである。 …

久々の幕間 4

…が、そのことを話すのはまた後程。このことを話すと【この物語の重要な点】に触れるからである。…兎も角、今は単純に彼らのもとへ来訪したということでいいだろう。 さて、ランスロットは、どうやって挨拶をしようかと考えていた。ここは相手のことを考えて…

久々の幕間 3

もう一人、ランスロットは円卓の騎士の中で最強の武勇を誇った人物。だが、アーサー王の妻であるグィネヴィアとの不倫がきっかけで円卓の座を追われ、そのあと実質物語から退場してしまう。モードレットが反乱を起こした時も、彼に救援してもらう様に円卓か…

久々の幕間 2

?「どうやらこの部屋で間違いないようだが、いいのかモードレッド」 ?「ここでいいみたいだぜ。…でもよ、本当にあの二人がサーヴァントと互角の能力があるって思うか?ま、それが気になってここまで来たんだ。あと何人か遅れてくるらしいけど、さきに俺達…

久々の幕間 1

長話も大分進んだが、気づけば相当な時間になっていたようだ。外はもう夜のとばりが降りてしまっている。どうやら、まだ吹雪いているようで、時折激しい風雪の音が鳴り響いている。続きはまた明日にしようという話になり、各自、カルデアの空いている部屋を…

英雄集結47

藤丸「…なんだか以外に終わりはあっさりですね。あ、感想を言う前に、さりげなく僕の疑問にお答えしていただいてありがとうございます。」 目玉の親父「いやいや、わしも泥田坊のことを話してやることで、田んぼに限らず、自然の営みの上で皆生きているとい…

英雄集結46

目玉の親父「さて、その辺はわしが説明するとしようかの。ダヴィンチちゃん。あ~立体映像は皆のもとにつながったかの。泥田坊も、どうやら近くに田んぼがあることに気が付いたようで、だいぶおとなしくなったようじゃ。今の時分がちょうどよいじゃろう。」 …

英雄集結45

だが、それだけではない。彼らは、地道にではあるものの、ある地点へ誘導を開始していたのだ。 その様子をマシュたちは遠くからカルデアと25世紀の科学技術である【遠距離通信立体映像】で見守っていた。 元就「っと、あれから我々はモニター眺めてるだけに…

英雄集結44

フレイザード「おいおいおい!長話が過ぎるぜ!そんなことしてると、こいつに焼かれて死んじまうぜ。」 フレイザードの言う通り、先ほどの戦いで少々相手に対して高を括りすぎたようだ。幸い、犬夜叉は普段身に着けている【火鼠の衣】のおかげで、とらは少々…

英雄集結43

式は、いつも通りのぶっきらぼうな口調に戻る。そして、そのまなざしは、再びフレイザードに向けられる。かごめも彼女に合わせて同じようにフレイザードに気づかれないように目線を向ける。幸い、フレイザードはこちらではなく、犬夜叉や郭嘉たちのほうを凝…

英雄集結42

式「へぇ、竜と戦ったことあんの。そいつは驚きだ。戦国時代ってそんなのゴロゴロいたのかかごめ?」 と彼女のすぐ隣にいたかごめに、疑問を素直にぶつけたが、かごめの返答は「いや、そんなにごろごろは流石にいないと思います…」というものであった。 式「…

英雄集結41

驚いたことに、相手がモンスターであるにも関わらず、動じずに冷静に相手を的確に分析し、簡単に撃破してしまったのだ。 フレイザード【…話には聞いてはいたが、かの勇者以外にもこれほどの猛者とは。…ならよかろう。こちらももう少し強いやつを用意してやら…

英雄集結40

どうやら、まんまと敵の罠にはまってしまったようである。あたりには、モンスターを引き連れた敵の大将【フレイザード】が待ち構えていた。体半分が氷、もう体半分が炎でできている魔物で、とある魔王の配下として暗躍している。どうやら、その魔王も、マダ…

英雄集結39

一方、山本次官を救出するために動いている郭嘉、冴羽、犬夜叉諸々は、ついに山本次官がとらわれていると思われる結界の前まで到達した。森の奥深く、それは確かに存在した。 犬夜叉「ほー。あれか。なんか目立つな。」 郭嘉「確かに、目立つはずなんだけど…

英雄集結38

マシュははじめ、何があったのか分からなかったが、気づいたら何か体が宙に浮いていたので驚いた。 マシュ「え?私、飛んでる?」 鬼太郎「ふぅ、無事でよかったよ。危うくぺちゃんこにされるところでしたね。」 目玉の親父「いや、あの怪物相手に肝の据わっ…

英雄集結37

マシュ「あれ、怪物の動きが急に…」 マシュは、かがんだ態勢から、恐る恐る顔を上げる。すると、何やらうめき声のようなものが聞こえるではないか。どうやら、泥田坊が苦しんでいるらしい。 すると次第に、今度は周りの声が聞こえるようになってくる。どうや…

英雄集結36

藤丸「だめだ、これはいくら何でも大きすぎる。くそ、いくら何でもあれじゃあこちらの戦力でもだめかもしれない!!」 その轟音は、どうやら時空省とカルデアの通信からも聞こえたらしく、両職はが音声のみ繋げていたところ、慌てて映像を急いで繋なげたよう…

英雄集結35

鬼太郎たちは、そうして彼らのもとへ降りようとした。…まさにその時であった。その目下元就たちが初めに気づくことになる。突如、大地が揺れだし、海の中からまたしてもあの怪物が現れたのだ。…しかも、さらに巨大化して。 元就「ええ、またあの怪物が目を覚…

英雄集結34

鬼太郎「一反木綿!来てくれてありがとう!丁度力を借りたいと思っていたところなんだ。」 一反木綿「それは良か時に来たばい。で、どげんしたとね?」 鬼太郎たちは、詳しく今まで起こったことをすべて話し、現在の状況を説明した。 一反木綿「う~ん、何だ…

英雄集結33

鬼太郎「いえ、一応緊急事態が起こった時に、僕の仲間が駆けつけてくれるようにお願いしてますので、皆さんは山本さんの救援に向かってください。…と、話をしていたらちょうど来たみたいです。」 どうやら、彼の仲間が到着したようである。鬼太郎がどうやら…

英雄集結32

マダラ「おい、まさか偵察ってあれをやるのか?!」 ゼーナ「もちろん、あれよ。…確かに、あなた方人間からしたらこれ以上気味が悪いものはないでしょうけど。」 そのまま彼女は、右手を軽く水平に伸ばした後、そのまま肘を曲げて腕を胸の前に、手は開いた状…

英雄集結31

彼がそうモニター越しに見つめていると、先ほどから横にいたゼーナはマダラが警戒している郭嘉という男に興味を持ったようで、マダラに彼について聞いてみることにした。 ゼーナ「あの郭嘉とかいう軍師、そんなにすごいのかしら?」 マダラ「ああ、あれはか…

英雄集結30

郭嘉「ああ、あれから多くのことがあってね。御覧の通り、仲間が増えたのさ。」 郭嘉は今まで起こったことを司馬一族に説明した。それを聞いた司馬懿は、これからどうしたものかと郭嘉とともに考え始める。そして、話し合いの結果ひとまずの結論を出すことに…

英雄集結29

司馬懿「ふぅ、やっとつながったか。まったく、ジャミングに合うとは、敵もなかなかやりおる。おかげで、無駄な時間を消費したではないか!!」 どうやら、相当お冠になっているようだ。何かしらの問題があったということ以外、はじめ郭嘉達はよくわかってい…

英雄集結28

土方「ま、そういうわけだ。それに、ここに長居すると人が寄ってくるだろうしな。とっととここから立ち去るのが一番だろう。」 と、ほとんどの者が完全にここから立ち去ることのみを考えていた。その同時期、ある者たちが彼らのもとへ接近していた。その者の…

英雄集結27

これは一体どうしたことなのだろうか?同じ速度で移動する二つの生命体反応は何を指示しているのか、現時点ではまだわからないというのが本音だ。 元就「う~ん。これは一体何なのだろうね?」 宇和島「いや~わかりませんね~。誰かが何か空を飛ぶ乗り物に…

英雄集結26

元就は、敵に逆襲するための一手をこの時からすでに考え始めていたのだが、まだまだ仲間が足りていないために、実行に移すには時期尚早と考えていた。今は、まず山本次官と辻谷臨時職員を合流させることがまずその一手となる。 元就「いや、まだ早いね。まず…

英雄集結25

元就やキッドたちが互いの無事を喜んでいたところ、どうやら、25世紀から連絡が入ってきたようだ。何か、分かったことがあったらしい。 宇和島「はーい、21世紀初頭のみなさ~ん。大丈夫かな?…どうやら大丈夫そうだ。よし、ちょっとわかったことがあって、…

英雄集結24

以蔵「おう、戻ったぞマスター。」 先ほどまで海の上にいたサーヴァントたちが、あっという間に、岸にいる藤丸達のところへ到達した。 藤丸「以蔵さん、今回もお疲れ様。土方さんも宗矩さんもすごかったです。」 土方「ま、今回もやるだけのことはやっただけ…

英雄集結 23

土方歳三。19世紀半ば、日本では幕末、即ち、武士による政治が終わろうとしていた時代。幕府の転覆をはかるために、テロ活動や、治安を見だそうとしていた郎党を取り締まるために活動していた組織、新選組の副長が土方歳三である。その中でも、相手から情報…