再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 75

そのままマダラは、先へと進んでいく。するとどうだろうか、次第にとても研究室とは思えないような場所となっていく。紫色に光り輝く、奥深い洞窟というのがしっくりくる。異様である。少なくとも、人間がこの場所にいたらすぐに気持ちが悪くなること請け合いである。

 マダラ「さて、ここから先は奴の精神世界。ようは、俺の幻術を通して奴の心の中を見ていると言っていいだろう。どんな混沌が待ち受けているか俺にも分からん…と言っておいた筈なんだがさっそくこれだ。」

 

マダラたちの前に現れたのは、謎のアメーバ状のモンスターだ。しかも、色とりどりで、紫色や、青などカラフルではあるのだが、色合いがどう考えてもやばい。やや色がくすんでいるせいで、不気味さ満点である。悲しいことに、戦闘をしないと先に進めてもらえないらしい。

 オベロン「いや、混沌すぎるでしょ!?なんで幻術なのに襲ってくる上、あんたコントロールできてないわけ?!」

 マダラ「仕方がない。ここからは奴の精神空間だとさっきも言ったが、あくまでジェノバという個人の心の中を俺の万華鏡写輪眼を通して映し出しているだけだ。当然、不測の事態も起こりえる。気を付けろ、あれにやられたら恐らく精神崩壊を起こす。まぁあれは言わば用は奴の心のバリアーだな。当然そうなると思え。…俺も手を貸す。退けるとするか。」