2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

全ての始まり17

銀河「さて、これからどう動くとよいだろうか。もう既に皇帝がどこかへと消え失せてしまったことはマダラにはあえて言わないでおいたが、これが吉と出るか凶と出るか。」 銀河がいるところは、これもまた奇妙な空間である。同心円状になっているこの空間には…

全ての始まり16

マダラ「では、どうする?」 銀河「今はまだ奴は行動に移さないはずだ。…が、邪魔はしてくる。恐らく、限定月読に奴の弟子の誰かが入り込むはずだ。…恐らく、もう入り込んでいるだろう。…という訳だ。恐らく、作戦の半分は成功するだろう。が、半分はシスの…

拳を極めしもの 14

瞬獄殺。字ずらからして物々しい技であるのだろう。だが、どんな技であるのかは見当もつかない。 無惨「瞬獄殺?いったいそれはどんな技なのだ?」 銀河「それは見てのお楽しみだ。…もっとも、一瞬で終わってしまう技だ。よく目を凝らしてみたほうがいい。……

全ての始まり15

マダラ「何?一体どういうことだ?」 マダラは始めは彼の言葉を疑った。いや、確かにあれは冬木の大空洞で召喚したサーヴァントの筈。一体どういうことなのだろうか? 銀河「まぁ混乱するのも仕方がないだろうさ。私も気づくのが遅かった。ゼーナもじきに気…

拳を極めしもの 13

銀河「ふむ、あとは最後の一手で決めるしかないという訳か。互いの最強の技を出し、上回った方が勝つ。まぁ安心なさい。猗窩座は負けたとしても死ぬことはないでしょうから。逆に、豪鬼が負けた場合はイコール彼の死となるが、果たして。」 互いの闘いを高み…

全ての始まり14

マダラ「それならば、もう準備は整ってある。すぐにでも先手を打つとしよう。…ん?誰かきたか。」 銀河「ああ、私の直属の斥候だ。…入って構わないよ。何か連絡しないといけないことがあるのだろうからね。」 この異空間に、また別の者が入ってきた。どうや…

全ての始まり13

マダラ「ジェダイか…お前の話によく出てくるがそれほどに凄いのか彼らは?」 銀河「ああ、凄いとも。私が行使することのできない力を持った者たちだ。…かの皇帝と同じ力を用いるものであるにも関わらずどうしてああも違うのだろうな。…などと懐かしんでいる…

全ての始まり12

銀河「ああ、まさかここまでうまくいくとは思っていなかったな。彼らにはつらいことをさせてしまってはいるが、これも仕方がない。が、やらなくてはならない。しかし 、そろそろ本当のカルデアが騒ぎ始める頃合いだ。」 マダラ「そうだな。作戦通り、連中を…

拳を極めしもの 12

そうこう話している間にも戦闘はますます激しくなっていく。そのせいで、無限城は相当ボロボロになっている。人外と人外の闘いは激しさを増し、技の応酬となっていた。猗窩座は豪鬼の背後をとって、蹴り上げたが、すぐさま後方へ振り向き、自らも蹴りを繰り…

全ての始まり11

銀河は、自分が立っていた場所からマダラの方へと歩み寄る。その足取りは、その若さとは似つかわしくないほどに王者の風格を漂わせるもので、年長のマダラよりもよほど落ち着いた雰囲気を醸し出している。だが、マダラの前に立つとどこか飄々とした態度をと…

全ての始まり10

その彼の言う器は、彼のすぐ真後ろにある不可解な形をした巨大な壺のようなものだ。なにやら、底のほうにうっすらなにやら光るものが入っているのが分かる。が、この【器】と呼ばれるものの大きさと比べてあまりにも少ない。 マダラ「…あれだけやってそれだ…

全ての始まり 9

…そうしてその後、彼らが食事をしながら談笑をしていたころ。ここは、どこぞの人も知らぬ異空間。そこに、一連の流れをとある人物に報告するために、マダラはこの場所を訪れていた。 マダラ「…しかし、なんという場所だ。何とも言えぬこの圧。いまだになれん…