2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第三章 黒い剣士5

辻谷たちも、神父たちに自己紹介をしたのち、アンデルセンから「このまま外にいるわけには良くないでしょう。どうぞ、こちらへ。」と車の中へ入るよう促されるような形となったので、国籍のまったく違う4人組はそのまま立派な車に乗って移動を始めた。 さて…

第三章 黒い剣士4

辻谷「あっ…」 気づいたときには、その怪物はもう天高く舞っていた。我々の中でファンタジー世界のように空を飛べる人は…いないということは間違い無い。 陸奥「俺たちじゃあいつには届かないか…」 陸奥は、自分の頬を人差し指で掻き、冷静に状況判断をする…

第三章 黒い剣士3

辻谷「いや、それは中国のことわざで、日本にはそんな虎いないし。」 リヒター「そうなのか…」 陸奥「そうです。」 …何なんだ今日は。そう思う怪物は、体が元に戻ったことなどすっかり忘れ、目の前の人間三人に気を取られていた。 蝙蝠猫「何なんだ、お前た…

第三章 黒い剣士2

夏の白い太陽のもとでいっそう黒く光るその巨大な剣は、その男にふさわしい武器だ。二つに斬り裂かれた二体の怪物を背にして、黒い剣士はその場を去ろうとする。 蝙蝠猫「おい、まてよそこの人間!」 先ほど斬り裂かれたはずの蝙蝠猫が呼び止める。さすがは…

第三章 黒い剣士 1

あたりに広がるのは只々荒野ばかりである。その真ん中に、一本の固く、黒い道が伸びている。そのような酷暑の中、黒い甲冑を着た男がただ一人で歩いていた。 黒い剣士「しかし、何もありゃしねぇな。一体この道はどこまで続いてんだか。」 前を向いても、後…

クリスマス!!!

だからといってなんもねぇ!! お久しぶりです、T.Rです。最近はなしの構想を練っていまして、まったく物語が進んでいませんでした。申し訳ありません。今週末から再開しますのでお楽しみに。

第三章 プロローグ

いったいどれほどの時がたったであろうか。もうじき夜になろうというのに、皆どこへ消えたのか。自分でも何が起こったのか分からない一人の青年は、空を見上げると、雲は波を立てている。しかし、それももう少し時が経つと見えなくなるだろう。この奥深い森…

・言峰綺礼

出展 fate/stay night 冬木市という地方都市に存在する【丘の上の協会】に住まう神父。神への信仰心はだれよりも強いが、万人が美しいものを美しいと思えない人格破綻者という一面もある。今回は、ほかの二人と共に行動を共にしている。

・ファニー・ヴァレンタイン

出展 スティール・ボールラン 19世紀末のアメリカ合衆国大統領。誰よりも自分の国を愛し、おのれがなすことすべてが【正義】と信じる男。精神を具現化させた能力【スタンド】という力を使い、そっくりな平行世界へ移動できる。

時空省 幕間編 3  D4C エピローグ

あれから半刻は過ぎただろうか、倒れている木々が、先ほどの衝撃を物語っている。しかし、今は嘘のように静かさで満ちており、時折小鳥がどこからかやってくる。 ?「さて、そろそろ姿を現しても構わないか…。」 その静寂を破るごとく、突如宙に現れた星条旗…

時空省 幕間編 3  D4C 9

ペイン「これで必要な者たちはあらかたそろったというわけだ。これで、あの女の言う通り、【尾獣】を一匹頂けるというわけだ。」 飛段「あ~あ、なんかかったるいぜ。これなら後一匹欲しい気分だ。」 角都「そういうな飛段。タダでもらえた分、財布役として…

時空省 幕間編 3  D4C 8

なんとか無事に切り抜けた二人は、自らの所属する組織のリーダ【ペイン】のところへ向かっていた。 飛段「…ふぅ。これなら無事に逃げられそうだな。そろそろ、リーダーのいる場所まで逃げられそうだな。」 しかし、そのようなセリフを言ったはずなのに、なぜ…

時空省 幕間編 3  D4C 7

ヴァレンタイン「わたしは始めから外には出ていなかったのだよ。間違い無く、私はここにいた。正確にいうなれば…。」 彼がセリフを言い終わる前に、突如、この国の国旗である【星条旗】が宙に出現する。その中から、マジックショーのように何もないところか…

時空省 幕間編 3  Dirty Deeds Done Dirt Cheap 【いともたやすく行われるえげつない行為】7

マダラ「ふっ、確かにな。あのような者は俺の理想とする世界には要らん。むしろ、必要なのはあの大統領のような気高き人物かもしれん。」 二人は、森の中からわからないように、再び事務所の窓の中を見る。二人とも視力は悪くない。なにせ、忍だからだ。遠い…

時空省 幕間編 3  D4C 6

そうこう考えことをしているうちに、大統領は追い込まれているようだ。何故かわからないが、あの分身を全く出そうとしていない。次第に追い込まれていく大統領は、血だらけになりながらも必死の抵抗を続けている。だが、彼はもうそんな体力すら残っていない…

時空省 幕間編 3  D4C 5

ヴァレンタイン「君たち!何をごちゃごちゃ言っているかは知らんが、この惨劇を作り出したのは貴様たちということは分かっている!ならば、許すことはできん。」 こいつらを放っておけば、間違い無くこの国に災いをなす。即座に決断した彼はおのれのスタンド…

時空省 幕間編 3  D4C 4

ヴァレンタイン「しかし、ああでも言わないと彼らはあのまま無意味な論争を続けていただろう。あの場で私が彼らを制止させ、会議を早めに切り上げてまったく正解だったと思わないかね?」 副首相「ええ、まったくその通りです。あのまま続けていればどうなる…

時空省 幕間編 3  D4C 3

副首相は、そのまま他の人にも見えるよう、その場所にを指し示す。 副首相「ほかの皆さまもお分かりの通り、この坑道は他とは一切交わらないのです。おそらく、犯人はここならばれずに隠れ潜んでいる筈!しかも!その犯人は【スタンド使い】である可能性が高…