2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

妖怪退治 佳境 16

そのまま、弓矢は宙に制止したまま全く動かない。というよりは、前に進めるはずなのに、何かに抵抗されてそのまま前に進めないがゆえにそのまま制止した状況になっているといった方が正しいだろう。 鬼太郎「父さん、この力は一体何なのでしょうか?」 親父…

妖怪退治 佳境 15

そんな二人見ているかごめと鬼太郎が、思っていたより奮戦していた。かごめの巫女の力である破魔矢と、鬼太郎の遠近に使い分ける攻撃が意外なコンビネーションを見せていた。 鬼太郎は、学生服の上から羽織っている【霊毛チャンチャンコ】を、剣のように固く…

妖怪退治 佳境 14

マダラ「それが理由?…話には聞いてはいるが、それが本当にお前の理由なのか?たったそれだけの話ではさすがにないだろう。」 彼の言うのももっとだろう。本当にそれが第一の理由なら相当なエゴだ。が、流石にそうではないとすぐに否定した。 ゼーナ「冗談よ…

妖怪退治 佳境 13

?「そうであろうな。私は人でもない…が、しかし妖怪でもない。今は、我がマスターの【サーヴァント】。もうそれだけでいい。それ以上、答える必要はない。お前たちはここで消えてもらおう。この松明丸の業火に焼かれて死ぬがいい。」 彼らの前では名前を秘…

妖怪退治 佳境 12

かまいたちと激しいバトルを式が繰り広げている一方、そんなことになっていようとは露も知らないかごめ達は、他の皆がどこかへ行ってしまっていることに次第に気づき始めた。 かごめ「そういえば、他のみんなの姿が見えないわ。そろそろ集合時間だけど?」 …

妖怪退治 佳境 11

かまいたち。その名前は式もどことなく聞き覚えがあった。江戸時代から伝わる妖怪である。道すがら歩いていると、気がつかないうちに、足に切り傷がぱっくり割れていると、これはかまいたちの仕業であるという伝承と共に伝わっている。 式「で、あんたがその…

妖怪退治 佳境 10

これは、想像以上に厄介なことになりそうだ。4人は、恐らくこれから想像を超える事態を覚悟したほうがよいと悟ることになった。 鬼太郎「ふーん。これは、本当に泥田坊だけで終わる案件なのでしょうか?何か、嫌な予感がするのは気のせいでしょうか?それに…

妖怪退治 佳境 9

しかし、郭嘉は一体どのような考えで彼らを尾行しようとしたのか?冴羽には理解できないのであった。さて、そんな郭嘉だが、恐らく、起こるならそろそろ【それ】が起こるのではないかと考えていた。その時こそ、一気に彼らと親睦を取るチャンスではないと考…

妖怪退治 佳境 8

彼の見識の広さは相当なもので、彼の献策はすべて的中し、そのおかげで、三国で最も強大な勢力を築く基盤を作ったといっても過言ではない。元々は、曹操のライバルであった袁紹に仕えるはずだったが、彼に会った時に失望し、曹操の人柄に惚れて彼の元で活躍…

妖怪退治 佳境 7

暫く、そのまま彼らの後をつけて見ることを続けることは継続することにして、問題は、段々人通りが多い所に出てきたところだ。気付いたら、商店街の真っただ中に来ていた。まだ日も明るいからだろ。例の妖怪は、夜に現れるので、夜まで時間をつぶすつもりな…

妖怪退治 佳境 6

山本「松永!!お前がマスターとは一体どういうことなんだ。それに、お前も含めてこの冬木で何をしようとしているんだ!」 松永「その問いに関する答えは今のところは伏せておくとしよう。それより、今は君たちのことを心配したまえ。これから起こることに、…