ノムウカルデア 凄惨 1

マダラは、この後起こりうる事態に備え、いかなる準備にも備えることにした。その後も軽い小競り合いが多少続いたが、特に問題もなく戦闘も終わり、残るは彼女の精神世界の奥へと進んでいった。

 マダラ「さて、だいぶ奴の精神の奥底へと進だな。どうだ、俺には妖精の精神構造とかはよくわからんが、異常をきたしていたりとかはなさそうだな。」

 オベロン「まぁ、人間よりは丈夫だとは思うけど、流石にこんないかれた場所だ。気がいつ来るってもおかしくないって感じだよ全く。」

 アルトリア「ほんと、ちょっとこの人の精神世界どうなっているんでしょうね?妖精眼で見るよりはっきり形として表れているせいで余計に気分が悪いですが、何とかなっています。」

 

とは口では言う物の、唇が真っ青になり、顔色が悪い彼女を見ていると、思わず気にかけたくなるマダラだった。

 マダラ「大丈夫か本当に?うーん、単純にこういった悪意に弱いのかな君は。術の類というよりは、単純にこの空間の異形さに閉口しているという所か。」

 

そうだろう、紫色をした洞窟が波打ち、なにやら上から不気味な色をした液体が零れ落ち、あたり一面には先ほどのスライムをさらに不気味にした気味が悪い生物がいる。これは流石に普通ならきつい以外の何物でもなかろう。