2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

異世界侵攻録 幕間 2-2

アタランテ「ああ、懐かしいな…というのは少し言い方がおかしいような気がしなくともないが、間違い無く聞き覚えのある言葉だ。」 書文「同じく、おれもだ。俺も、時空石とやらの力で25世紀に蘇ってからも何故か覚えていた。本来、覚えていないはずなのだ…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 5

吉良「何?この私に興味のある話だって?」 吉良は、表情の読み取りにくい相手に面倒だと思っていた。だが、マダラは自分にとって何かしらいい話ではないか?そう思って耳を傾けることとした。その前に、ここではあまりにも目立ちすぎる。 マダラ「おっと、…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 4

吉良「しかし、君とお別れするのも名残惜しいね。でも、いつまでも君と一緒にいるわけにはいかないからね。その前に、もうそろそろこの世界に大きな異変が起こるらしいから自宅に戻れとあの【フレンチクルーラー仮面】がやかましく言っていたな。…あと小一時…

異世界侵攻録 幕間 2-2

ランサー「それよりも、敵さんなんだかサーバントクラス並のやつがゴロゴロいねぇか?」 サーバントという言葉が彼の口からさり気なく出てくる。この中で、この単語を知っているのはごくわずかしかいない。 ヴァレンタイン「サーヴァント?なんだそれは。そ…

異世界侵攻録 幕間 2-1

しかし、聞いた話を語るにしては、かなり長話となってしまった。一応、ことの真相は元就公ともう一人、この場にいない【とある】人物に聞いたのが大体である。そのため、部分的にしか分からないところが多いが、この話ももうすぐ終わる。 ヴァレンタイン「ほ…

異世界侵攻録 R&D 8

ともかく、ここから逃げおおせることが出来ただけでも出来た彼らは、時空移動機と呼ばれる一種のタイムマシンがあるところまで急ぐ。幸いにも、ルガールからは逃れられたようだ。 この光景を一部始終見ていた、別方面作戦に参加していた陳宮は、この結果にひ…

異世界侵攻録 R&D 7

アレン【言いきっちゃったよ、この人。…でも、このまま意識をそらす事さえできれば。】 アレンは、そのままルガールに対して対話を続けるよう努力する。そうすることで、アルフォンスが秘密裏にアレンに対して出した作戦が成功するか、掛かっているからだ。 …

異世界侵攻録 R&D 6

アレン「そう。あなたは今、【女科学者】がどうのこうのっておっしゃいましたね?その女性と、一体あなたとで何のかかわりがあるのですか?」 アレンも、ルガールに負けないくらいの強いまなざしで見つめ返す。そのおかげか、ルガールは両手を下ろし、今まで…

異世界侵攻録 R&D 5

ルガール「さて、話を戻そう。そもそも、奇妙なこととは何か?それは、このライフストリームが時間や空間を超えて至るところに散らばって発見されているのだ!そこでだ。我々は各世界に散らばっているこの強大なエネルギーの固まりを集めるために侵攻を開始…

異世界侵攻録 R&D 4

ルガール「どこからどう見ても君たちの状況は著しく悪いとしか言えなさそうだが…が、よかろう。君たちに我々の計画を少しだけ話してやろう。そして、君たちがこの場所へ呼ばれた理由も同時にだ。そうだな、まず、我々の目的から話してやろう。少し話が長くな…

異世界侵攻録 R&D 3

エドワード「くそっ、出られなくなっちまった。このままじゃやべぇ。」 追い込まれる一行を尻目に、余裕の笑みを浮かべる隻眼の男。この瞬間、ルガールはこの時点で勝ちを確信する。 ルガール「さて、追いかけっこもこの辺で終わらせようではないか。私は用…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい3

吉良は、横須賀にある商店街に足を運んでいた。通称どぶ坂商店街と呼ばれているこの場所は、アメリカンな店が多く立ち並ぶ、日本でも珍しい商店街である。更に、平行世界であるせいだろうか。我々が住んでいる世界では存在しえない【日本海軍】の基地がある…

異世界侵攻録 R&D 2

葉「ん~問題はこれだけ急いでも間に合うかどうかどうかだよね~。」 阿弥陀丸「そうでござるな。これだけ急いでもぎりぎりの可能性があるゆえ、到着する前にことが終わっている可能性がありますな。後一時程【いっときほど】だと思うのですが。」 葉「そう…