2016-01-01から1年間の記事一覧

喫茶店 アーネンエルベ 11

潮【…よし、とら。あんまり騒ぐんじゃねぇぞ。もしお前がちょっとでも騒いだら面倒なことになるからな。】 そのお客とは、妖怪を連れた一人の少年であった。先ほど登場した【潮】と【とら】である。潮は、かごめたちが捜索していた近くで同様にこの店を発見…

夢 その1

それは、深く、暗い深淵だった。あたりは炎で包まれ、多くの人が彷徨い、逃げ惑っている。自分は、そこから逃れるために【それ】に抵抗していた。どうしたら、ここから抜け出せるのだろうか?そのためには、只一つ。それに抗うしか無かった。しかし、自分に…

喫茶店 アーネンエルベ 10

彼女の言う通りである。しかし、何故彼女はこんなことを口走ったのか。それ以前に、一体この女性は何者なのかよく分からない犬夜叉とかごめはとりあえず彼女が何者か尋ねることとした。 かごめ「それはそうですよ!…しかし、あなた一体何者なんですか!…それ…

喫茶店アーネンエルベ 9

彼はそう自分に言い聞かせて静かに席に座る。何故自分に言い聞かせるのかと言えば、彼は非常に行儀が悪いため、良くかごめにたしなめられてしまうのだ。彼は、今日こそ大人しくしていようと気持ちを落ち着かせ、メニュー【彼自身はそういう単語を知らない】…

喫茶店アーネンエルベ 8

何度でも言うが、それは間違い無くそこに存在するのだ。どうやら、中にお客さんと思わしき人影が見える。そして、この店のマスター【店主】と思わしき人もいるではないか。しかも、建物自体も中々こっている。入り口には、何やら魔よけのようなものが置いて…

喫茶店アーネンエルベ 7

無論、戦国時代に行き来している彼女もそうだ。彼女たちが追っている敵は、戦国時代にいるために基本はそこで探索することがほとんどだ【彼女がどうやってタイムスリップをしているというのかということはこの場では述べないこととする】。彼の気持も非常に…

喫茶店アーネンエルベ 6

潮「でもよ、ほんとにこの街にいると思うか?あの白面の者の手下が?」 とら「さぁてな。じゃが、このまち、恐らく龍脈があるな。なら、そこによってたかってくる妖怪も結構いるじゃろうな。」 龍脈とは、魔力が自然界に集まって出来たもので、そこには有象…

喫茶店アーネンエルベ 5

一組目は、半妖【解説すると、人間と妖怪のハーフ】と少女のぺアだ。二人の名は、犬夜叉と日暮かごめという。 二組目は、妖怪と少年のペア、名前を蒼月潮と【とら】という。 犬夜叉「なぁ、かごめ。こんなことってあるもんだな。」 かごめ「そうね…。まさか…

喫茶店アーネンエルベ 4

?「ん~そうじゃの。確かにあ奴らしかおらんとはわしも睨んではおるのじゃが。鬼太郎もそうおもうのかの?」 鬼太郎「はい。やっぱり正体は泥田坊の仕業ではなかろうかと思うんです。…ですが、彼らに幻覚を見せる能力は備わっていましたでしょうか?」 する…

喫茶店アーネンエルベ 3

それはそうであろう。彼女の仕事の雇い主はこんなことまでは知らないのだから。すると、どうであろう。今度はなにやら地面を揺さぶるような振動が始まったと思えば、どこからともなく重機が編隊を組んでこちらに向かってくるではないか。すると、その重機は…

喫茶店アーネンエルベ 2

式「…さて、もうこんな時間か。しっかし、こんな都市にあんな怪物がいたとはな。」 彼女は、雇い主である【青崎橙子】という人物の下で雇われ、仕事をしている。相手は、有象無象の怪ばかりだが、彼女の【特異性】からは十分似つかわしい仕事内容であった。…

喫茶店アーネンエルベ 1

時は山本たちが冬木大橋へ移動を開始した頃、同じ冬木市では、一人の少年がある場所へと向かっていた。そのいでたちは、恐らく現代の少年たちはしないであろうという恰好である。青地の学生服に黒と黄色の縞模様のちゃんちゃんこを着ているのだ。そもそも、…

grand order 15

元就は、もはやこの場所で会議があったのだろうかと思えないほど荒廃したその一室を見つめる。黒ずみ、焼けただれ、穴は開き、何もかもが崩れ去っている。 アタランテ「どうだろうな。…しかし、急に私たちが強化されたのは、【私たち本人】をサーヴァントの…

grand order 14

良牙「いや、一瞬の出来事だったな。」 ロマン「そうだね。しかもかなり手際よく。…おっと、兎に角一人無事だったことに安堵しつつ、ここは話を続けていいのかな?」 彼は一応周りを確認して、話をしていいのかどうかを察し、ことを進めることにした。 ロマ…

grand order 13

ランサー「ん~冬木の端っこにいるっつうことは、あの場所がいいんじゃねぇか。この街の中央によ、赤い色したでけぇ橋があるからそこにしたらどうだ?」 イリヤ「そうね。私もこの街の住人として同意見だわ。そのあと、どこへ行くかはそこで色々決めたらいい…

grand order 12

Q2 皆さんがここに集まった理由は何故ですか? 山本「私は謎の敵に襲われて気づいたらこの冬木に来ていました。しかも、この方【ランサー】さんと釣りの約束をした日付に来ていたのです。なにかの偶然でなければ良いのですが。」 元就「私は行方不明になっ…

grand order 11

立香「そうですね。…なんというか、余りにラフ過ぎて何かコレジャない感じが非常に強くて…。おっと、このままだと話が逸れてしまいますよ。」 ロマン「おっとそうだ。こっちから聞きたいことは沢山あるからね。えっとどこから聞いたらいいんだろうか?」 山…

grand order 10

山本「成程、そちらは強力な魔力の塊のような方々ですね。…やはり、サーヴァントがいらっしゃるようで。」 元就「そう。この少年とこの娘はマスターとサーヴァントで間違いないよ。…といっても、彼らについてはまだ詳しく話を聞いていないんだ。」 その元就…

grand order 9

元就「いやいや、おどろいたなあ。まさか君のほうから連絡をくれるなんて驚いたよ。…しかし、どうして我々がここにいることに気づいたんだい?」 山本「私の持っている携帯の機能をフル活用してみたんですよ。…そしたら、自分の携帯に登録してある追跡機能で…

grand order 8

さて、彼らにひと時の平穏が訪れた。ヘラクレスは未だ気絶したままのようだが、しばらくはそれでも構わないだろう。 ロマン「どうやら、敵のほうから立ち去ってくれたみたいだね。…とりあえず、この場はこれで収まってくれたみたいだ。…さて、これからどうす…

grand order  7

そのリアクションを見て、マシュたちはその映像に出ている謎の人物を説明しないとややこしくなるだろうと思った二人は、早速解説を始める。 マシュ「そう言えば、そろそろ連絡してくれるだろうと思っていたところでした。紹介いたします。この人は【ロマニ・…

grand order  6

マダラ「どうやら、ここまでと見た。さて、お前もそろそろ相手の精神に干渉するのも疲れただろう?」 伯爵「流石に厳しいですな。さて、このままフォースを解くと危険極まりない。干渉を止めた瞬間、こちらに向かってくる。ならば。」 伯爵は最後のあがきで…

grand order  5

そんな話をしているさなか、どうやらバーサーカーとの戦いは向こう方が諦めたようである。シールダーを名乗るその少女のあまりの鉄壁さに攻略の糸口が見えなくなり、その上更に厄介なことが起こり始めていた。 マダラ「どうやら、このままではらちが明かない…

grand order 4

その前に、話を続けるとしよう。話は、元就達が危急存亡の事態から無事抜け出せた所からだ。彼らの前には、一人の少年がマシュという少女に何やら指示をしているように見える。その彼の服装は、この時代からすればかなり近未来的な服装をしている。 元就「ど…

grand order 3

成程、ここまでの話は良くわかった。知能会の面々は、ここまでの話を聞いて半分は良く理解できた。 元就「さて、続きを話したいところだけど、そろそろそっちも展開が変わってきているところじゃないかな?」 ホウ統「いやいや、どうやらあんたが言う【シス…

grand order 2

元就「私が果たして言える立場かどうかは怪しいけれど、確かにいろんなことが起こる一日だ。…まぁ、今いえることは、心強い味方が増えたということでいいのかな?」 マシュ「ええ!大海原にのった気持ちで任せてください!…あれ、お二方どうかしましたか?」…

grand order 1

その光景を遠くから見ていた皇帝と自ら名乗るサーヴァントは、その一部始終を見ていた。 皇帝「どうやら、面白い展開になってきたようだ。…おそらく、わが弟子。ティラナス卿はこの危急を乗り切れまいな。…こればかりは余も予想だにしなんだ。仕置きはなしだ…

サーヴァントと助っ人 28

そんなことではないかとどことなく聞く前からそんな気がしてはいたが、大方予想通りのことであった。 元就「ああ、これで完全に万事休すだ。」 天を仰ぐ元就。しかし、嘆いたところで変わらない結末を迎えることになるだけだ。…敵からすれば、素直にそうなっ…

サーヴァントと助っ人 27

やはりそうだったのか。元就の考えていた通り、これまでにも数多の異世界で裏から彼、もしくは彼の協力者が破壊工作をしていたようである。恐らく、被害にあった世界はこれからもこのように増えていくのだろう。そう、このように。 元就「まったく、よくやる…

サーヴァントと助っ人 26

万事休す。ヘラクレスは相手に操られ、こちらもハーメルがどこか行ってしまってに圧倒的に人数不足。一体どうしたらよいのか全く分からない状況だ。 元就「さて、最悪の状況だ。ハーメル君もどこかに行ってしまって、残ったのは我々だけ。これじゃ、策を考え…