2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

異世界侵攻録 ルガール・バーンシュタイン4

一同「………」 あまりの衝撃に、皆言葉が出ない状態である。今まで手を抜いていたというのは本当のようだ。 ルガール「ハッ、これで少しは静かになったようだ。どうかね、少し手のうちの一つを見せてみたものの、これで驚いてしまっては詰まらん。」 何故であ…

異世界侵攻録 ルガール・バーンシュタイン3

ルガール「君たち、そのまま私を差し置いて悠長なことをしてもいいのかね?」 それは、突然であった。いままで瓦礫に埋もれていたルガールが、爆音を立てながら瓦礫を吹き飛ばし、目を光らせながら立ちあがっていたのだ。しかも、よく見ると、ルガールの体に…

異世界侵攻録 ルガール・バーンシュタイン2

司馬昭「えっと、兄上?その話は一体いつどこから入電されたのですか?」 司馬師「ああ、先ほど端末に入った情報だ。時空省ヨーロッパ支部の特殊部隊潜入部隊からだ。今回の事件を捜査してもらっていたのだが、情報がやっと手に入った。」 司馬昭は、いつも…

異世界侵攻録 ルガール・バーンシュタイン 1

話は銀時に食って掛かるエドワード達の場面から再開される。 エド「いやいや、紹介も大事だけど今までどこにいたんすか!こちとら大変だったんだぜ!」 銀時「いやぁ、それがさ。お前さんたちはあっちゃこっちゃバラバラに別れちまったらしいけどよ、俺だけ…

異世界侵攻録 幕間1-1

…ここで一旦話を切るとするか。山本は一旦は、話を切り上げる。自分の話を最後まで聞いてくれるのはそんなにいないだろうと思っていたが、内線を通じて皆真剣に聞いてくれたようだ。特に、驚いたのは普段何事にも興味を持たなさそうな両儀式が食いついていた…

異世界侵攻録20

間違い無い。あの天然パーマの男は、間違い無く坂田銀時である。彼を見て、何故かエドワードは、自分の記憶の奥底にある何かしらの疑問が引っかかっり始めた。 エド「…あれ、もしかして、銀さん?」 という問いに対し、 銀時「ん?そうだけど。」 と銀時は素…

異世界侵攻録19

エド「ん?さっきからその辺にいたぜ。爺さんはまだ寝てたみたいだから無理に起こさないようにしてたんだけど。」 その言葉を聞いた元就はそれは気づかいになっているのかなと、ふと頭の中に浮かんだが、すぐにもみ消した。今はとやかく状況判断が大事だ。 …

異世界侵攻録18

元就「はぁ。どうやらなんだか分からない所に飛ばされてしまったみたいだね。さて、どうしようか。このまま動いたらまず危険というのが筋なんだけど…」 元就は、少し目線を上げて遠くを見つめると。遠くから何やら砲撃音がしたのが聞こえてきた。 元就「おお…

異世界侵攻録17

銀時が先ほど見つめていたのは、先ほどの砲撃によって地下の廊下に開いた穴だった。そこから漏れる光と、その影。そして、地面に転がっている石を見つめ、これは使えると思える方法を考え付いた。 アル「まさか、日時計の応用を使うなんて。」 神田「あぁ、…

異世界侵攻録16

アレン「はい。いまは丁度ルガールがいる所の反対側にいるようです。タイミングを取れればもしかしたら挟撃できるかもしれません。」 銀時「そうか。そうすりゃ勝機はあるかもな。…しっかしどうすっかってことだよな?なんかいい方法は…ん?」 銀時は、建物…

21Century Schizoid Man 3

しかも、もし職にありつけたとしても、最近はブラック企業とかいうものに使いつぶされる奴だっているらしい。皆狂っている。目の前で騒いでいるだけで、何もしない、誰も助けようとしない彼らに詰まらないと吉良吉影はそう感じていた。 逃げ惑う子供たち。誰…

21Century Schizoid Man 2

Blood rack, barbed wire Politicians' funeral pyre Innocents raped with napalm fire Twenty-first century schizoid man 血塗られた拷問台 有刺鉄線 政治家を火葬するための薪の山 ナパーム弾の炎に侵される無垢なる者たち 21世紀の精神病者 彼女はその…

異世界侵攻録15

しかし、物語は動きだす。少し時間を遡るとしよう。彼らがいる所は、教会の地下部分にあたるのだが、そこへ向かう足音が上から聞こ来た。そして、段々近づいてくるそれに合わせて、話し声も聞こえてくる。アレンには、その声に聞き覚えがあった。先ほど登場…