2015-01-01から1年間の記事一覧

異世界侵攻録 逃亡と進行 9

元就「ああ、驚くのも無理はないさ。私もさっき聞いたときは驚いたよ。どうやら【彼女】たちは、昨日こちらの世界に迷い込んだ【エルザ・スカーレット】君が付き添いであたっているようだけど。」 司馬懿「ほう、そうか。今度も女性か。一体全体どうなってい…

異世界侵攻録 逃亡と進行 8

一方で、無事に逃亡に成功した元就たちは、日本時空省【時空転移室】のすぐ横にある休憩室で一息ついていた。名前は休憩室とついているものの、その中はなかなか立派なもので、様々な設備がついている。自販機は、飲み物類から食べ物類まで数種類は存在し、…

忙しひ

年末で実に忙しい。 今月はゆったり執筆しよう。

異世界侵攻録 逃亡と進行 7

一体いつの間にこのような状況になっていたのだろうか?宙には、先ほどの水計の余波で辺りに散らばっていた大量の水滴や、瓦礫や小石が浮かんでいるではないか! ルキア「なん…だと…」 あまりの光景に言葉を詰まらせた彼女のことなど尻目に、容赦ない攻撃が…

異世界侵攻録 逃亡と進行 5

まずは、戦闘開始前まで時間をさかのぼらせる。朽木兄弟の目の前に現れた男は、武器らしい武器を持ち合わせていないようだった。というより、明らかにおかしなところは無い【強いて言うなら、髪型が蟹みたいなところを除いて】ようだ。だが、その男【サーレ…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 7

この発言は、正しい判断力を持つ成人なら絶対に言わないであろうセリフだ。だがしかし、この男は人がいないからといってそう言った発言を平然と言ってのける所が普通の人間とはちがったッ! マダラ「なら、明後日から早速働いてもらおうか。安心しろ、お前の…

異世界侵攻録 逃亡と進行 4

というのもこれはルガールの策である。実をいうと、ルガールは事前の情報により、エルリック兄弟たちがこちらの世界に来ることは、事前にうちはマダラから聞いていた話だった。そのため、ライフストリームがこの場所にはなかったというくだりはすべて嘘であ…

異世界侵攻録 逃亡と進行 3

だが、その心配は結局のところ杞憂という形で終わることとなる。どうやら、敵はこちらに完全に興味を無くしたようだからだ。そうこうしているうちに、時空移動機の準備が終了し、一旦25世紀へ退避することになった一行は、そのまますぐに移動を開始するこ…

異世界侵攻録 逃亡と進行 2

元就「いやあ、何とか逃げ切れたね。しかし、君たちも突然のことで、まだ混乱しているような感じだね。」 神田「当たり前だ。それでも、ある程度は少しばかり冷静になって考えていた。なんだあの男は!すべてあいつが仕組んだという分けか?」 リナリー「そ…

異世界侵攻録 逃亡と進行 1

陳宮は、嬉々とした表情で勝利報告を行うために、自らの主君のもとへかけ足となる。そんな彼だが、陰から自分を狙おうとする者たちがいることに気づいてはいなかったようである。 ?「話を聞きつけて駆けつけてみれば、何ということだ。」 ??「ええ、これ…

異世界侵攻録 幕間 2-7

山本「何とか我々の思った通りに事が進んでいるようだ。後は、元就公から詳しくお話を聞いてくださいってことでいいですよね?」 山本は、モニターに映っている元就のほうを一瞥する。その目線が合図だったのだろうか、元就は首を縦に振ると同時に口を開きは…

異世界侵攻録 幕間 2-6

式「半分?どういう意味だ?」 山本「文字通りだ。半分は、自分が時空省からもらったデータから。もう半分は、宇和島という僕の部下から聞いた話さ。前者が呂布軍の、後者が黒の教団だ。どうやら、元就公はあのまま無事に時空省に帰還したらしくて、その時に…

異世界侵攻録 幕間 2-5

ランサー「まっ、俺は別にいいけどな。この【ゲイボルグ】さえあれば、別に問題はねぇよ。それよりも、話がずれにずれまくってどんな話をしていたか段々分からなくなっちまってるぞ?そろそろ話を戻さねぇか?」 山本「それなんだが、私が調べることが出来た…

エンリコ・プッチ

出展 ジョジョ奇妙な冒険ジョジョの奇妙な冒険第六部【ストーンオーシャン】の登場人物。彼は、友人である【DIO】という人物から、天国へ行く方法を探している話を聞き、それを実現するために物語の主人公である空条徐倫と対決する。又、彼自身も超能力の一…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 6

マダラ「ご明察。お前の考えている通りだ。まあ、最近は深海棲艦の猛威もそうなくなってきているために少々浮かれているのかもしれんが、艦娘がメディアに露出する機会も増えてきているらしい。」 吉良「ふむ、なるほどねぇ。確かに、艦隊のアイドルとかいう輩…

異世界侵攻録 幕間 2-4

とら「ほおー。わしが封印されとった間に色々あったんだな。しかし、世界中の英雄を復活させることが出来る時代になったとは、なんだか奇妙な話だ。」 とらはそんなことをつぶやきながら、興味深げにうなずく。だが、何故だろうか。何やら自分に向かって視線…

異世界侵攻録 幕間 2-2

アタランテ「ああ、懐かしいな…というのは少し言い方がおかしいような気がしなくともないが、間違い無く聞き覚えのある言葉だ。」 書文「同じく、おれもだ。俺も、時空石とやらの力で25世紀に蘇ってからも何故か覚えていた。本来、覚えていないはずなのだ…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 5

吉良「何?この私に興味のある話だって?」 吉良は、表情の読み取りにくい相手に面倒だと思っていた。だが、マダラは自分にとって何かしらいい話ではないか?そう思って耳を傾けることとした。その前に、ここではあまりにも目立ちすぎる。 マダラ「おっと、…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい 4

吉良「しかし、君とお別れするのも名残惜しいね。でも、いつまでも君と一緒にいるわけにはいかないからね。その前に、もうそろそろこの世界に大きな異変が起こるらしいから自宅に戻れとあの【フレンチクルーラー仮面】がやかましく言っていたな。…あと小一時…

異世界侵攻録 幕間 2-2

ランサー「それよりも、敵さんなんだかサーバントクラス並のやつがゴロゴロいねぇか?」 サーバントという言葉が彼の口からさり気なく出てくる。この中で、この単語を知っているのはごくわずかしかいない。 ヴァレンタイン「サーヴァント?なんだそれは。そ…

異世界侵攻録 幕間 2-1

しかし、聞いた話を語るにしては、かなり長話となってしまった。一応、ことの真相は元就公ともう一人、この場にいない【とある】人物に聞いたのが大体である。そのため、部分的にしか分からないところが多いが、この話ももうすぐ終わる。 ヴァレンタイン「ほ…

異世界侵攻録 R&D 8

ともかく、ここから逃げおおせることが出来ただけでも出来た彼らは、時空移動機と呼ばれる一種のタイムマシンがあるところまで急ぐ。幸いにも、ルガールからは逃れられたようだ。 この光景を一部始終見ていた、別方面作戦に参加していた陳宮は、この結果にひ…

異世界侵攻録 R&D 7

アレン【言いきっちゃったよ、この人。…でも、このまま意識をそらす事さえできれば。】 アレンは、そのままルガールに対して対話を続けるよう努力する。そうすることで、アルフォンスが秘密裏にアレンに対して出した作戦が成功するか、掛かっているからだ。 …

異世界侵攻録 R&D 6

アレン「そう。あなたは今、【女科学者】がどうのこうのっておっしゃいましたね?その女性と、一体あなたとで何のかかわりがあるのですか?」 アレンも、ルガールに負けないくらいの強いまなざしで見つめ返す。そのおかげか、ルガールは両手を下ろし、今まで…

異世界侵攻録 R&D 5

ルガール「さて、話を戻そう。そもそも、奇妙なこととは何か?それは、このライフストリームが時間や空間を超えて至るところに散らばって発見されているのだ!そこでだ。我々は各世界に散らばっているこの強大なエネルギーの固まりを集めるために侵攻を開始…

異世界侵攻録 R&D 4

ルガール「どこからどう見ても君たちの状況は著しく悪いとしか言えなさそうだが…が、よかろう。君たちに我々の計画を少しだけ話してやろう。そして、君たちがこの場所へ呼ばれた理由も同時にだ。そうだな、まず、我々の目的から話してやろう。少し話が長くな…

異世界侵攻録 R&D 3

エドワード「くそっ、出られなくなっちまった。このままじゃやべぇ。」 追い込まれる一行を尻目に、余裕の笑みを浮かべる隻眼の男。この瞬間、ルガールはこの時点で勝ちを確信する。 ルガール「さて、追いかけっこもこの辺で終わらせようではないか。私は用…

吉良吉影は、平穏に暮らしたい3

吉良は、横須賀にある商店街に足を運んでいた。通称どぶ坂商店街と呼ばれているこの場所は、アメリカンな店が多く立ち並ぶ、日本でも珍しい商店街である。更に、平行世界であるせいだろうか。我々が住んでいる世界では存在しえない【日本海軍】の基地がある…

異世界侵攻録 R&D 2

葉「ん~問題はこれだけ急いでも間に合うかどうかどうかだよね~。」 阿弥陀丸「そうでござるな。これだけ急いでもぎりぎりの可能性があるゆえ、到着する前にことが終わっている可能性がありますな。後一時程【いっときほど】だと思うのですが。」 葉「そう…

異世界侵攻録 R&D 1

その陳宮が注視しているルガールだが、彼の考えている以上にあらゆる物を破壊、破壊、そして破壊の限りを尽くしていた。逃亡する元就・エクソシスト・そしてエルリック兄弟一行を執拗に追い回していた。 元就「参ったな。もうそろそろこの協会の出口だという…