異世界侵攻録 呂布奉先の軍師 2

まずは、この世界を攻める前に、斥候を放つことから始ることとした。とはいえ、【ソウルソサイエティ】に普通の人間が侵入するのは不可能である。そこで、陳宮は仮面の男が裏で操っているという【暁】という組織に依頼を頼んだ。

 仮面の男「いいだろう。もとよりそのつもりだ。リーダーのペインに伝えておく。後は任せておけ。」

 陳宮「おお、それはそれは、喜ばしいことです。私めも、必死に策を練らせていただきましょう。かならずや、勝利をもたらせるようにいたしますぞ!」

そうして、暁のメンバーに一週間捜査を依頼し、多くのデータを集めた陳宮は、一つの策を思いついた。そうして、作戦決行当日。まずは、地形を利用した作戦から決行する。まずは、わざと総大将である呂布を大暴れさせることから始めた。

 陳宮「どうやら、大人数を一辺に送り出すことは不可能ということらしいですな。あの【次元移動装置】とかいいましたかな?一度に送り出せる人数は多くて500人が限界とか。」

そこで彼は考えた。まずは、呂布が大暴れして注目の的にした。

 

 陳宮「さてさて、まずはこれでよしといったところですな。それでは、我々は移動するといたしましょうか。っと、その前に、皆さま方、手筈は整っておりまするな?」

彼がそう呼びかけるのは、今回の作戦に従事している者たちである。まずは、呂布軍の元々の部下が真っ先に陳宮の言葉に反応した。名を上げるとするなら、元々の配下【高順】、元董卓配下の【華雄】、そして、呂布の娘で武勇に秀でていた【呂玲姫】である。

 華雄「おうよ!あいつにゃ負けてらんねぇしな。武功をどっちが上げるかあいつと競ってェからな!」

 高順「…うむ、華雄殿は武勇を存分に振われよ。拙者は陳宮殿の命に従うとしよう。」

 呂玲姫「分かった。私は戦ってみたい奴がいるのでな。いずれにせよ、遊軍であるわたしは自由にやらせてもらう。」

こうして、武勇に秀でた者たちが先に奮戦することで、兵を無駄に減らすことを避ける。その後、500人ずつ兵力を増やしていき、各部隊には離れた場所で戦闘を行うことで兵を多く見せ、敵をかく乱させる段階へ移行した。